行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

禅語(36)・・・柳は緑 花は紅 真面目(しんめんもく)

2015年07月24日 | 禅の心
柳は緑、花は紅、真面目は蘇東坡(蘇軾)の詩です。

自然はありのままを表していて、うそをつかないのです。

最近「ありのまま」という言葉がはやっていますが、少しまちがった意味で使われているような気がします。

あるいは「自分探し」や「当たり前のことを当たり前に・・・」というのも禅からきている言葉だと思われますが、世間では違った意味で使われています。

禅で言う「ありのまま」は、見たもの聞いたものを変に曲げて解釈しないでとらえましょうということです。自然はお経を奏でているのです。自然から真実を学ぶ。それが禅の心なのです。

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