「八本目の槍」今村翔吾 2020-108

「八本目の槍」今村翔吾

私の知ってる三成と違った！
ってそれほど存じ上げてませんが。

いやぁ、面白かった。さすが今村さん。
見る視点、語る視点を変えると
今までと違ういろんなものが見えてくる、
連作短編の構成がとてもいきていた。

国を変える、この先、何百年後のこの国のため、
とか、本当に先を見据えるって
なかなか理解されないことなんだね

結局、真実って誰にも分らないことなんだ。

小姓の頃の8人の様子が、
それが感じられるからこそ、それぞれの佐吉への思いが
切ない。

にししても、戦国武将ってちょいちょい名前変えるから、
もうっ！、
と思うのは私だけ？、
なんだろうね。

日本酒に「七本槍」ってあるんだ、こちらも興味深々。

八本目の槍 翔吾, 今村 新潮社