MOONLIT STORY ~月夜の物語~

月明かりに照らされた惑星地球をテーマに星空の写真を撮り続けています。

写真展「プラネットアース」開幕しました!

2012-08-10 22:42:41 | 星の写真

長崎のコクラヤギャラリーにて、本日より写真展「プラネットアース」が始まりました!

ご来場のお客様には、なんと展示している作品を無料で差し上げています!



広々として、とても落ち着きのあるすばらしいギャラリーです。







時として、かわいい受付嬢がお迎えします





くつろげるスペースもあり、美味しいコーヒーを飲みながら、団らんのひとときをお過ごしいただけます。





14日までの短期間ですが、どうぞお気軽にいらしてください!


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個展「プラネットアース」開催のお知らせ

2012-06-10 22:08:24 | 星の写真

長崎で個展を開催します!
全紙パネルを中心に50点を超える作品を展示します。全点フィルム作品です。
コクラヤ万屋店 4階ギャラリー にて、8月10日~8月14日の5日間開催します。

そして、なんと!ご来場いただいた方には、お気に入りの作品を無料で差し上げます!!

会場に常駐していますので、欲しい作品があれば、気軽に申し出てください。
ほとんどの作品が今回の一点しかパネルにしたことがないので、
これを逃すと二度と手に入らないばかりか、二度と生で見ることはかないません。
先着順ですので、ご希望に添えない場合は悪しからずご了承ください。
(最終日の夕方に着払いで発送します。17時以降であれば持ち帰り可能です。)

詳しくは、ホームページにて。
http://www.netlaputa.ne.jp/~ttake/



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金星の太陽面通過

2012-06-10 09:30:00 | 星の写真

金星の太陽面通過には周期性があり、その間隔は、121年か105年後、次が8年後、そのまた次が121年か105年後、さらにその次が8年後というふうに繰り返します。
この周期性のため、3回見た事のある人は未だかつて一人もいません。
人類史においても、過去たった7回しか観測された記録がないほど貴重な現象でした。


6月6日の朝、長崎は好天に恵まれました。
出社前にベランダでスタンバイ。





ついに世紀の瞬間を目撃!





太陽面は多数の黒点と相まって、とても賑やかな様相でした。





もうひとつ注目の現象がこれ。
金星の太陽と重なっていない部分が、うっすらと見えませんか?
これは、金星の大気が、太陽光に照らされて光っているためです。
水星も同じように太陽面を通過することがりますが、大気のない水星ではこの現象は見られないはずです。





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帆船祭りの夜景

2012-05-07 21:19:20 | 星の写真

ゴールデンウィーク前半に長崎で開催された帆船祭りの夜景を、女神大橋の上から撮影してきました。

一応星空を入れてフィルムで撮影したけれど、やはり星空に比べて夜景が明るすぎて…
ハーフNDフィルタで夜景の部分だけを減光したのですが、それでも星空が負けちゃってます。





こちらはデジカメで撮影。





ついでに女神大橋もフィルムで撮影してみました。
よく見ると、月と星(カストルとポルックス)が写っています。
でも、これじゃぁ星景とは言えませんね。^^;







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全国巡回写真展 「星の風景」 が九州にやってきます!

2012-04-30 17:43:56 | 星の写真

全国巡回中の第2回日本星景写真協会写真展「星の風景」が、いよいよ九州に初上陸します!





場所:佐賀県立宇宙科学館

会期:2012年5月12日(土)~6月24日(日)

※開催初日は、作品を前にしたギャラリートークを下記日程で開催します。

【ギャラリートーク】 (作品を前にしたフリートークです)

 5月12日(土) (1) 11:30~12:00 講師:服部 完治(日本星景写真協会 会長)
           (2) 13:30~14:00 講師:竹之内貴裕(日本星景写真協会 理事)

 *事前のお申し込みは必要ありません。当日、直接会場にお越しください。

 フリートーク終了後、ご希望の方に、星景写真の撮影法について個別アドバイスを行います。


 
詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

http://www.yumeginga.jp/t_event/2012aspj.php


皆様のお越しを心よりお待ちしております。m(_ _)m


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エキサイティング金環日食!

2012-04-21 17:47:11 | 星の写真

早いもので、金環日食まであと1か月となりました。

我が家では、来たる日に向けて、半年前から日食メガネ(ファミリーパック)をゲットして、準備万端!






過去に一度だけ金環日食を見たことがあります。
それは、25年前の沖縄金環日食です。

皆既日食も過去に一度だけ、世界中の天文台が林立するマウナケア山頂で見たことがあります。
まるで宇宙空間のような場所で、これ以上ないシチュエーションでのことでした。
日食通の人の「金環日食なんてしょせん部分日食。皆既日食には比べ物にならない。」という言葉をしばしば目にすることがありますが、
実をいうと、私的には沖縄の金環日食の方が感動しました。


沖縄金環日食を体験したのは、景勝地で名高い万座毛にて。

リングになる直前の太陽は、フィルター越しでは細い針金のような形になっているのがわかるのに、
肉眼ではものすごくまぶしくて、半月のような形にしか見えませんでした。
それが反対の端が繋がった瞬間、空にいきなりポコン!とリングが出現したのです。
それまで固唾をのんで見守っていた周囲の1000人ぐらいの人々が、
そのとき一斉に「おおー!!」っと声を上げ、拍手が巻き起こり、興奮状態になりました。

ところが、リングになってもなおギラギラとまぶしい太陽を目を細めてしかめっ面で見続けるうちに、だんだん辛くなってきたのでした。
そこへ、一片のちぎれ雲が太陽を通過。
すると、雲がほど良いフィルタとなって、針金のように細いリングが現れたのです。
ここでまた、歓声と拍手が巻き起こり、金環日食スゲー!!!って感じの体験でした。


これがその時撮影した写真。アルミフィルター使用のため、青く写っています。





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521 金環日食に向けて Part5

2012-03-25 10:51:43 | 星の写真

下の写真のとおり、ポラリエに搭載可能なように、軽量化を目的として中判レンズを35㎜判のレンズに変更した。
焦点距離は、双方とも300㎜+2倍リアコンで600㎜である。




   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓   ↓





しかし、ここで大きな問題が一つ。

それは、中判レンズなら絞りをマニュアルに切り替えれば絞り込んだ状態で固定できるのに対し、
35㎜判の場合は、絞りをマニュアルで設定してもシャッターを切った瞬間にのみ絞り込まれるため、
それ以外は絞り開放のままであることである。

ND400+ND8の組み合わせでは、絞りで減光できないと、明らかに目に有害なレベルの太陽光がファインダーに届く。

ライブビューにしてファインダーを覗かないようにしたとしても、ピント合わせや構図調整でC-MOSセンサーに
このレベルの太陽光が長時間当たり続けたら、焼け焦げてしまいかねない。

結局、マルミ光機のND100000を購入することに。


最終的に落ち着いた機材で撮影した太陽。



【撮影データ】
PENTAX K-7
SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO + 2倍リアコンバータ + ND100000フィルタ
ISO400 F11(合成F22) 1/200秒




いろいろ試したけれど、気が付いたら、結局一番シンプルな組み合わせになっていました。(^_^;)



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ポラリエユーザー必見! 521 金環日食に向けて Part4 

2012-03-19 20:57:28 | 星の写真

Part3で少し触れたように、非力なポラリエに一眼レフ+望遠を搭載し、星を追尾させるには、極軸の精度以上に機材の重量バランスが大事である。

その重量バランスをとるために、CP+のビクセンブースでは、カウンターウエイトを付けられるようにしたものが参考出品されていたようだ。

しかし、その姿はドイツ式赤道義そのもので、せっかくの小型軽量が損なわれ、山登りのザックの中に忍ばせるような類のものではなくなってしまう。

そこで紹介したいのが、スライドプレートを用いた簡単バランス調整法だ。





① まず、ポラリエとレンズを平行にした状態でスライドプレートを前後し、カメラ側とレンズ側の左右のバランスをとる。





② バランスが取れたら機材の重心が軸上にあるはず。おそらく黄色い丸のあたりと思われる。





③ 目的の天体へカメラを向ける。この場合、自由雲台の首がかしぐことにより、画像左のカメラ側に重心が移動する。





④ この崩れたバランスを調整するため、カメラをレンズ側へスライドし、重心が軸上になるようにする。
  写真ではスライド量が少し不足しているが、スライドプレートのベース部分が左に偏ったままであることを考えると、
  軸上より少し右側に通り過ぎるぐらいが適正と思われる。







この要領で実際に星を撮影して検証してみた。
使用機材と撮影データは以下の通り。

PENTAX K-7 FA☆200mm F2.8→F4
ISO400 60秒露出
※極軸の設定は、素通し穴に北極星を導入





バランス調整前(輝星は赤緯46度のカペラ)





バランス調整後





ご覧のとおり、バランス調整後はガイドエラーが半減している。
等倍表示でこの程度のエラーなので、極軸を厳密に合わせれば1分以上の露出は行けそうである。
最後にM42の作例をどうぞ。



PENTAX K-7 FA☆200mm F2.8開放(フルサイズ300㎜相当)
ISO400 30秒露出






なんだか金環日食から外れたようなPart4だったが、実はレンズを中判用から35㎜判用に変えたがゆえに新たな問題が生じていた。
次回Part5は、金環日食に向けて、いよいよファイナル?のつもり。。。




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521 金環日食に向けて Part3

2012-03-18 10:40:05 | 星の写真

「金環日食に向けて Part2」で機材の組み合わせを一度は決めたものの、欲が出て、1分間隔で撮影して動画にしてみたくなった。
しかし3時間にわたって1分毎の撮影となると、方やフィルムカメラで固定撮影による多重露光も考えているので、星を追尾する赤道義なしではとてもやってられない。
そこで、以前から気になっていたビクセンのポラリエを入手した。





しかし、これを使うとなると、三脚雲台の細いネジ一本で約6㎏もの重量を支えることになり、下手をするとネジが折れてしまいかねない。
そこで、中判用の馬鹿でかいレンズはあきらめて、35㎜判の70-300㎜ズームレンズに2倍リアコンの組み合わせで軽量化を図った。
カメラとポラリエの間には、カメラのバランスをとるため、ケンコーの「New KDSマウントII」を取り付けた。

ポラリエの搭載可能重量は、約2.0kg(モーメント荷重20kg・cm:回転中心より10cmで約2.0kg)である。
この場合の搭載重量は3.3㎏ぐらいでまだ重量オーバーだが、回転軸に対してバランスさえ取れていればモーメント荷重はクリア可能なのでそれなりに追尾するはずである。





実際にベランダで月をテスト撮影してみた。
ベランダからは北極星が見えないので、ポラリエをおおよその北極星方向に向けた。
昼間で北極星が見えない金環日食のときとまさしく同じような状況である。





追尾しなければわずか2分で月1個分ずれてしまうが、21分間で月0.7個分のずれに留まっている。
これなら、30分に1回の割合で構図の修正を行えばいいので、十分実用的だ。

とはいえ、やはりKDSマウントは大きく重いうえ、ポラリエからの距離があってテコの原理で負荷がかかりすぎる。
要はバランスが取れればよいので、マウント部分をシンプルな構造に変更することにした。


手持ちのマンフロット製クイックリリースプレート577だと、スライド幅が小さくてバランス調整ができなかったため、同じマンフロット製のスライディングプレート357を入手した。
見た目は似ているが、357の方が幅広で互換性はない。





これを使えばご覧のとおりシンプルコンパクトに。搭載重量も2.1㎏に軽量化できた。





理論的には天の赤道(赤緯0度)付近の天体を狙う限りバランスの変化はないので良好に追尾するはず。
赤緯11度付近にある火星ならバランスの崩れは少ないので、ベランダからテスト撮影してみた。





24分の露出でこのとおりずれはわずか。いけそうだ。

しかし、金環日食当日の太陽の赤緯は20度。
こうなるとバランスの崩れは無視できないほど大きくなる。

次回、Part4では、バランスの調整法についての実験をレポートする。


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林忠彦賞

2012-02-29 22:32:29 | 星の写真

昨日、第21回林忠彦賞の発表があり、千葉市のカメラマン佐藤信太郎さんが受賞した。

林忠彦賞は、前年に個展や写真集などで活躍した写真家に対して送られる日本の写真賞の中でも指折りの賞で、
かつてアマチュア最高峰の賞とも呼ばれていた。
その後、第18回よりプロも対象となり、以来、最終候補にはそうそうたるプロの面々が名を連ねている。

実は私も昨年12月に林忠彦賞に推薦され、ノミネートされていた。
しかし、選考資料として提出を求められたのが、昨年出版した写真集「地の始まりの空と地の果ての空」なのだ。
つまり、震災チャリティーのため、徹底的に無駄を省いた厚さ3.5mmしかないペラペラの写真集である。
権威ある賞にふさわしい作りとは思えない。
そして、過去の受賞作には、純粋な風景写真のカテゴリーが一つもない。
一見、風景写真集に見えるものも、今回の受賞作のように、一貫したテーマに沿った記録的価値のあるものに限る。
だから、受賞は絶対にあり得ないと思い、今日まで語ることはなかった。

自分の作品集に足りなかったのは何か?
それはもっと焦点を絞ってこだわりぬいたテーマであろう。
このような写真賞は、一枚一枚のクオリティー以上にテーマ性が重要視されるとみている。
でも、だからといって、あえてそういうスタイルを強く意識するつもりはない。
もちろん、いままでも「惑星地球」という大きなくくりのテーマを持って撮影してきたが、
自分の目指すところは、自然の持つ壮大な美しさを写し撮ること。ただそれを極めたい。


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