九州一早い紅葉を求めて、10月15日~17日にくじゅうの大船山に登ってきました。
山頂はまさに錦秋!天気にも恵まれ、最高でした。
結果的には・・・
【岳人 秋山を行く】
黒岳を眺めながら登りたかったので、マイナールートの今水から風穴経由で登ることに。
ところがこのルート、上に行けば行くほど枝の張り出しが増えて、30kgのザックにひっかかりまくり。
ただでさえ背が高いのに、30度ぐらいお辞儀しても背中のザックが競り上がってしまうため、目の前の枝をくぐれない。
深く屈むと30kgの重量が重くのしかかる。
枝の張り出し方に合わせて、体をねじったり、枝をかき分けたり、跨いだり。
それでも何とか山頂近くの火口壁(米窪)まで辿り着いた。
ここから先は泊地(段原)まで大した登りもなくもうすぐだと思ったら大間違い。
つつじの枝の張り出しが左右からびっしり!
地面から上に行けば行くほどその幅は狭まり、その隙間は場所によっては20cmぐらいしかない。
そのため、背が低ければ割とすんなり通り抜けられるところも、私にとっては難所。
幾度となく絡まった枝に引っ張られてはガクンと止まる。
たくさんの枝が絡みついて、前にも後ろにも進めなくなったり、ときには四つん這いになってくぐり抜けたり。
結局、何もなければ10分で通れるようなルートを1時間もかかってしまい、泊地に着いたのは登り始めてから5時間後のことだった。
そして、両腕には枝に引っかかれてできた無数の傷跡が残っていた。
【斜陽射す】
登り始めが12時40分だったため、泊地の段原にたどり着いたときは、ちょうど日が沈む時だった。
目的の御池へは、さらにそこから100m高い大船山山頂を経由して、30mほど降る。
テントを張って、再出発する頃には真っ暗。
行ったこともないところへ、ヘッドランプの明かりだけを頼りに目指す。
山頂から御池までは迷路のようになっていて、暗闇の中で不安に襲われたが、勘を頼りになんとか無事辿り着いた。
ちょうど満月過ぎの月が正面から射し始めたところだった。
御池に降り立てる場所はここ1か所しかない。
つまり、御池の紅葉を撮るには、このまま月が南中するのを待つしかない。
前日2時間しか寝ていないため、猛烈な眠気が襲う。
しかし、一瞬うとうとするものの、この秋一番を記録した寒さで目が覚めてしまう。
ときどき写真を撮ったり、お茶を沸かして食事をしたりはいたが、じっとしていると寒いので、睡魔と疲労と闘いながらうろうろ歩きまわること6時間。
オリオン座が昇ってきたところを収めて下山した。
【残月】
テントに戻り、3時間だけ睡眠をとり、西に大きく傾いた月を撮るために、5時に起きた。
夜が明けると、今度は一転して暑さで眠れない。
【大船山山頂を望む】
【星生山と硫黄岳】
どこかへ行く元気もなく、テントの周辺で一日中ぼ~っとくじゅうの山々を見ながら過ごす。
【大船山をバックに】
気温の下がった夕方に仮眠をとったあと、周辺の写真を撮り始めたが、雲が湧き出てきて0時頃に断念、くたばる。
4時に目を覚まし、眠い目をこすりながら外の様子を見たら雲海が!
あわてて飛び起きて撮り始めるも、ガスに包まれていまひとつイメージ通りにならなかった。
【くじゅうよさようなら】
帰りは大船山と御池を経由して下山。
3日目にして初めて目にする御池の紅葉を楽しみにしていた。
ところが山頂に着くと同時に濃霧に包まれる。
御池のほとりで、ザックを背負ったまま20分ほど霧の晴れるのを待ったが、対岸まで50mほどしかないのに、ときおり薄らと見えるだけで霧は深まるばかり。
後ろ髪をひかれる思いで下山した。
※後日、現像から上がったフィルムにて、見事な紅葉を確認しました
山頂はまさに錦秋!天気にも恵まれ、最高でした。
結果的には・・・
【岳人 秋山を行く】
黒岳を眺めながら登りたかったので、マイナールートの今水から風穴経由で登ることに。
ところがこのルート、上に行けば行くほど枝の張り出しが増えて、30kgのザックにひっかかりまくり。
ただでさえ背が高いのに、30度ぐらいお辞儀しても背中のザックが競り上がってしまうため、目の前の枝をくぐれない。
深く屈むと30kgの重量が重くのしかかる。
枝の張り出し方に合わせて、体をねじったり、枝をかき分けたり、跨いだり。
それでも何とか山頂近くの火口壁(米窪)まで辿り着いた。
ここから先は泊地(段原)まで大した登りもなくもうすぐだと思ったら大間違い。
つつじの枝の張り出しが左右からびっしり!
地面から上に行けば行くほどその幅は狭まり、その隙間は場所によっては20cmぐらいしかない。
そのため、背が低ければ割とすんなり通り抜けられるところも、私にとっては難所。
幾度となく絡まった枝に引っ張られてはガクンと止まる。
たくさんの枝が絡みついて、前にも後ろにも進めなくなったり、ときには四つん這いになってくぐり抜けたり。
結局、何もなければ10分で通れるようなルートを1時間もかかってしまい、泊地に着いたのは登り始めてから5時間後のことだった。
そして、両腕には枝に引っかかれてできた無数の傷跡が残っていた。
【斜陽射す】
登り始めが12時40分だったため、泊地の段原にたどり着いたときは、ちょうど日が沈む時だった。
目的の御池へは、さらにそこから100m高い大船山山頂を経由して、30mほど降る。
テントを張って、再出発する頃には真っ暗。
行ったこともないところへ、ヘッドランプの明かりだけを頼りに目指す。
山頂から御池までは迷路のようになっていて、暗闇の中で不安に襲われたが、勘を頼りになんとか無事辿り着いた。
ちょうど満月過ぎの月が正面から射し始めたところだった。
御池に降り立てる場所はここ1か所しかない。
つまり、御池の紅葉を撮るには、このまま月が南中するのを待つしかない。
前日2時間しか寝ていないため、猛烈な眠気が襲う。
しかし、一瞬うとうとするものの、この秋一番を記録した寒さで目が覚めてしまう。
ときどき写真を撮ったり、お茶を沸かして食事をしたりはいたが、じっとしていると寒いので、睡魔と疲労と闘いながらうろうろ歩きまわること6時間。
オリオン座が昇ってきたところを収めて下山した。
【残月】
テントに戻り、3時間だけ睡眠をとり、西に大きく傾いた月を撮るために、5時に起きた。
夜が明けると、今度は一転して暑さで眠れない。
【大船山山頂を望む】
【星生山と硫黄岳】
どこかへ行く元気もなく、テントの周辺で一日中ぼ~っとくじゅうの山々を見ながら過ごす。
【大船山をバックに】
気温の下がった夕方に仮眠をとったあと、周辺の写真を撮り始めたが、雲が湧き出てきて0時頃に断念、くたばる。
4時に目を覚まし、眠い目をこすりながら外の様子を見たら雲海が!
あわてて飛び起きて撮り始めるも、ガスに包まれていまひとつイメージ通りにならなかった。
【くじゅうよさようなら】
帰りは大船山と御池を経由して下山。
3日目にして初めて目にする御池の紅葉を楽しみにしていた。
ところが山頂に着くと同時に濃霧に包まれる。
御池のほとりで、ザックを背負ったまま20分ほど霧の晴れるのを待ったが、対岸まで50mほどしかないのに、ときおり薄らと見えるだけで霧は深まるばかり。
後ろ髪をひかれる思いで下山した。
※後日、現像から上がったフィルムにて、見事な紅葉を確認しました