震災復興に祈りを込めて七夕の日に発売を開始したチャリティー写真集「地の始まりの宙と地の果ての宙」は、お陰様で予想を上回るペースで売れています。
復興支援に賛同した仲間たちがたくさん購入してくれたおかげです。
さて、写真集のトリビア(撮りビア?)についてですが、写真集にはあまりくどくどした説明を載せたくなかったため、織込められている色んな要素があえて語られていません。
そのことを知って見るのと知らずに見るのとでは、結構見え方が違うのではないかと思っています。
写真集を既に所持していらっしゃる方も下記解説をご覧になって、もう一度見返していただけると、また違った楽しみ方が出来るかも?しれません。
◆表紙
上半分はアイスランド、下半分は上下反転したパタゴニアの写真です。それぞれ北半球と南半球をイメージしており、宇宙に浮かぶ地球そのものを表現しています。
そして、アイスランド側には北斗七星が、パタゴニア側にはオリオン座が写っています。写真集を逆さにするとオリオン座が逆さになり、南半球へ行けば星空がひっくり返る理屈がなんとなく理解できると思います。
◆裏表紙
裏表紙にはアースカラーを採用しようと決めていました。アースカラーとは、自然界にある色のことで、空の青、樹木の緑、大地の茶色などです。当初は、定番の青系にしようと考えましたが、裏表紙の写真の青空と被ってしまい、境目がわかりにくくなるため見送りました。次に考え付いたのが現在の裏表紙ですが、アイスランドの溶岩地帯によく見られる大地を覆うコケをイメージして、モスグリーンを採用しました。
◆ポカリのCM
ポカリスゥエットのCM「たけしと少女」編が放映されていたのはちょうど1年前のことです。見た瞬間、アイスランドだとわかりました。そして、そのCMの最後に登場する衝撃的な滝の映像に、釘付けに。散々情報収集していたのにもかかわらず、全く見知らない滝でした。
http://www.youtube.com/watch?v=8HyLX4u4TQk
アイスランドのコミュニティでもこのCMのことが話題となり、名前が判明しました。その名前をもとにグーグルアースで場所を遂に探し当て、実際に撮影したのがP10の写真です。滝の全景を撮るためには、落差100mを超えるであろう断崖絶壁の縁に立たねばならず、目もくらむとはまさにこのことでした。さらに驚いたことに、これほどすごい滝がほとんど人知れず存在しており、幹線道路を往復する間に誰一人としてすれ違うことはありませんでした。
◆ハイランド
アイスランドの内陸部のことをハイランドといいます。平均的な標高が500mほどで、高原状になっているためです。ハイランドには、荒涼とした溶岩平原で火山が見渡す限り無数に広がっており、さながら火星にでも降り立ったかのようなとんでもないスケールの場所です。P3-P7、P18、P48がハイランドで撮影された写真です。道路は舗装されておらず、轍のみが砂漠の中を走っているようなところで、ときに川を渡らなくては先に進めません。
オフシーズンにこんなところでトラぶったら、助けはほとんど期待できませんので、4日分の食料と水を用意し、いざというときは歩いて脱出する覚悟で入りました。実際、滞在した2日間に1台の車も通りませんでした。
◆ドアミラー
アイスランドもパタゴニアも、最初の写真は車でスタートしています。パタゴニアの写真でまず驚かれるのは床が木でできた橋を渡っているシーンですが、しかも幅の狭さゆえにドアミラーを畳んで渡っています。
◆国旗
見て気付いた方が少なからずいらっしゃるようですが、P32はある国の国旗をイメージして写真を配置しました。もちろん、パタゴニアに関係のある国です。
◆ドラゴンボール
P40の写真の雲は、よく見ると龍に見えないでしょうか。そしてその龍が光る月をあたかも掴もうとしているかのようです。そう、まるでドラゴンボールのワンシーンです。
◆実は他人の撮った写真が含まれている!?
私の写真集でありながら、73枚収録されている写真のうち、実は1枚だけ私の撮った写真でないものがあります。私自身が写っている写真が3枚ありますが、そのうちの1枚です。その写真には、私が撮っていないことを示唆するものが写っています。さて、どの写真でしょう?
写真集は単価を下げるために大量生産しており、まだまだたくさん在庫があります。
何年かかるかわかりませんが、売り切れるまで復興支援を続けるつもりです。
お買い求めはこちらへ。
http://www.netlaputa.ne.jp/~ttake/Exhibition/Exhibition.htm
今年も行ってきました!鬼木の彼岸花に会いに。
そして、毎年恒例の案山子コンテスト
個性的な案山子が道路脇にずらり
もはや案山子ですらないものもありますが、
その年の出来事を題材としたものが目立ち、
やはり今年は震災やなでしこジャパン、
そして、どじょう内閣が多く取り上げられていました。
中には、こんなお下品なものまで・・・ (-_-;)
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