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MOONLIT STORY ~月夜の物語~

月明かりに照らされた惑星地球をテーマに星空の写真を撮り続けています。

地球は青かった

2010-01-30 20:55:03 | 星の写真
上下をひっくり返しています。



そういえば、今夜はブルームーン♪




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超望遠用マウントへの遠き道のり その4 ~New KDS バージョンアップ編~

2010-01-29 21:04:40 | 天体望遠鏡・撮影機材・グッズ
さて、スムーズな動きのマウントを手に入れて、残す課題は剛性のみとなったわけだが、実は、KDSの発注と同時に、強化パーツも購入していた。

この強化パーツは、飯島氏という方が、趣味?で制作しているもので、ヤフオクで手に入る。
何種類かあるパーツのうち、3種類を購入した。

写真は、左から、「ガタ止めセット」、「3/8→1/4ネジ変換プレート」、「微動ノブセット」である。





これが実によくできたパーツで、説明書も詳しくてわかりやすい。

それでは何のためのパーツか説明しよう。


1、「ガタ止めセット」・・・¥6,800

 プラスティックの締めつけクランプをアルミ削りだしのクランプに交換。
 これで締めつけ後のガタを完全に解消。
 
 もっとも新型になってからガタは解消していたが、プラスティックゆえのたわみはわずかに生じていた。
 これがなくなったため、少しだけ剛性感がアップした。


2、「3/8→1/4ネジ変換プレート」・・・¥2,000

 KDSマウントは 1/4インチネジ(細ネジ)のため、三脚の3/8インチネジ(太ネジ)を変換しなくてはならなかったが、市販品は造りが貧弱。
 このプレートはアルミ削りだしで作りが頑丈で、KDSマウントの底部にぴったりフィットする。
 見た目もよいが、剛性を落とさずに三脚と接続できるメリットがある。


3、「微動ノブセット」・・・¥1,800

 もともと付いている微動ノブは右手で操作するように付いている。
 ところがシャッターをはじめ、電源スイッチ、巻き上げレバー、露出補正ダイアルといった操作系は、カメラの右手側に集中している。
 左で操作する絞りは、望遠鏡の場合付いていないし、ピントは1度合わせたら固定して触ることはない。
 すなわち、微動ノブは左手で操作する方が理にかなっているのである。

 ところが、この微動ノブは反対側へスイッチすることができない。
 だけど反対側にはノブの取付軸がちゃんと付いていたりする。
 そこへこの微動ノブセットを取り付けるわけだ。


ということで、しめて¥10,600で快適なマウントの出来上がり。合計しても2万円台半ばでコストパフォーマンスはすこぶる良好。





しかし、肝心のアームのたわみは何も解決していない。

そこで、次なる改良だ。





赤丸と青丸の部分に注目してほしい。
アームにブロック状のスぺーサーがサンドされている。

赤丸のスぺーサーは高さを稼いで望遠鏡をより上に向けられるようにしている。
青丸のスぺーサーは望遠鏡の重心を水平軸の中心に近づけてバランスを取るためのもの。

これらを取り去れば当然剛性は格段にアップする。
しかし、赤丸のスぺーサーがなくなると望遠鏡がマウントにぶつかってしまう。

そこで、取り去った青丸のスぺーサーの方が短いので、代わりにそれをサンドした。

ちなみに青丸のスぺーサーを取り去ってアームを固定するには、別途、径6ミリ×長さ10~12ミリ・ピッチ1ミリのボルトが二本必要である。





これでアームのたわみ量が減った。
それに締めつけクランプ改良でガタがないせいか、重心がずれても結構スムーズに水平回転する。
その上、望遠鏡が中心からずれたため、水平軸にぶつかりにくくなり、アームが低くなったのにもかかわらず、以前より高く上を向くようになった。





しかし、まだもう一つ問題が・・・

鉛直軸のクランプを締めると、微動ノブを回しても動かなくなるのだ。
水平軸は締めてもちゃんと動く。
試しにオリジナルのクランプに戻すと、正常に動く。
何が違うのかクランプをひっくり返して比べてみると、オリジナルのネジの根元には、段が付いている。
どうやら改良型の方は、締めた時に内部に食い込みすぎるようだ。
水平軸が何ともないのは、製品のばらつきによるものだろう。




そこで、オリジナルと同様に段が付くようにワッシャーを1枚入れてみたが、変化なし。
2枚入れても変化なし。
そして、3枚入れたら・・・

微動が動きました!!


代わりにきつく締めなくてはガタが出るようになってしまったけど、後にワッシャーをより大きくて肉厚なのもの2枚に交換してカップリングを高めたら、3枚のときほど強く締めなくても大丈夫になりました。


まだ重量オーバー気味ではあるけど、これでやっと満足のいくマウントが手に入りました!おしまい。



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超望遠用マウントへの遠き道のり その3 ~New KDS マウント編~

2010-01-27 23:58:25 | 天体望遠鏡・撮影機材・グッズ
安物買いは危険だと何度も思い知らされながらも、つい安さに惹かれるこの貧乏性。

結果的に高くついたりするわけだが、次に目を付けたのが、今までで一番安い商品。

それは、ケンコーの「New KDS マウント」である。





これは本来天体望遠鏡用のマウントだが、鳥屋さんの間で隠れたヒット商品となってるそうな。
そして、さらにこれを改造してジンバル構造にしたり、フリーストップを可能にしたりして、さらに使いやすくしている人々がいるという。

そしてケンコーは、その彼らの工夫をまるっきり真似た新製品「New KDS マウント II」を出してしまったから驚きだ。
もう、苦労して改造する必要がないわけだ。





価格は旧製品より少しお高くなったとはいえ、それでもたったの1万5千円ほどで手に入る。

ショップで触ってみたら、旧タイプにあったガタがかなり改善されていた。
ただ、アームが長くなった分、剛性感にやや不安を感じた。


しかし、この形、何かに似ている。

そう、ウィンバリー(左)やベンロ(右)と基本構造は同じである。





これもショップで触ってみたが、双方とも頑丈そのもので剛性感は申し分なし。
クランプを締めてみたら、ベンロはわずかにガタがあったが、ウィンバリーにガタは皆無であった。
しかし、10万円以上もするし、中国製のベンロとて4万円以上もする。


やはり「New KDS マウント II」しかないということで、早速ゲットしました。





実際にバズーカ砲を載せてみたところ、指一本で上下左右に動かせる快適さ!
しかもクランプを締めて軸を固定したあとは、ノブを回して微動ができる。
これはウィンバリーにもないすぐれものである。


しかし、やはり8.5kgの重量にはちょっと剛性不足で、アームがたわむ感じがする。

でも、これはちゃんと想定していたこと。

実はバージョンアップする秘策があるのだ。

次回は、KDS バージョンアップ編です。




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超望遠用マウントへの遠き道のり その2 ~FLM 自由雲台編~

2010-01-25 22:23:14 | 天体望遠鏡・撮影機材・グッズ
半年ほど3Dマウントを使い続けたが、やはりどうにも使い勝手が悪い。

このバズーカ砲の目的は月景なので、微動のできるマンフロットのギア雲台がまず候補に挙がった。
これは搭載重量8.5kgから考えると、いちばん大型の#400になるのだが、結構高価だし、重量が2.6kgもある。

そこで、普段バズーカ砲をカメラ三脚で使い慣れている鳥屋さんがどんなものを使っているかネットで検索した。

すると、多くの方がビデオ雲台かフリクションコントロールの付いた大型の自由雲台を使用していることが分かった。

ビデオ雲台の場合は、耐荷重から選ぶと、かなり大型で10数万円もする。それならクイックな動きはできないけどギア雲台の方が合っている。

一方、自由雲台はコンパクトで軽量だ。中でも、自由雲台界のロールスロイスとも呼ばれているアルカスイスが最も評判がいい。なんでもボールが卵型をしていて、レンズがおじぎしても均等にフリクションがかかるようになっているとか。
しかし、これもまた10数万円もする。



そんなこんなで探しまわって見つけたのが、FLMというドイツのメーカー。

ドイツ製といえば、カールツァイスやライカといった、マニア垂涎のメーカーがあるので有名だ。

FLMも、ボールの研磨精度が1000分の1ミリという高精度を売りにしており、そして何よりそのデザイン性に物欲がそそられた。

そして目を付けたのが、FLMの自由雲台のシリーズ最大の「CB 58 FTR」というモデル。





ボールの直径が58ミリもあり、なんと耐荷重が55kgというスペック。
しかも、フリクションコントロールだけではなく、水平パン、パノラマクリック、そして驚きはチルト機能。
チルトのノブを締めつけると、ボールが縦方向にしか動かず、水平パンと組み合わせて3D雲台のような動きができるのだ。

これだけのスペックの雲台を、なんと25,500円で売っているサイトを見つけた。





それまで見ていた雲台に比べて、あまりにも安いため、ふたまわり小さい「CB 38 F」というモデルも合わせて購入した。
バズーカのバランスを取るため、マンフロットのクイックリリースアダプタとスライドプレートも入手した。

そして待望の商品到着となったのだが・・・



デザインの秀逸さは言うことなし。しかし、ボールを見ると、1000分の1ミリの精度で見えるはずもない研磨痕が・・・

さすがに引っかかる感じまではないが、動きは滑らかとは言い難い。

フリクションの効果はまあまあなのだが、固定ノブを締めても、端っこについているカメラに強めの力を加えるとボールが回転してしまう。
55kgの固定力を発揮するにはどれだけ強く締めればよいのだろうか。
私の握力(60kg)では無理だった。

水平パンのノブは小さくて、固く固定することができない。しかも締めると水平方向に少し動いてしまう。

期待したチルト機能についても、プレートが完全に水平になった状態で固定しないと斜めに動くため、かえって使いづらい。


そして極めつけは、小さい方の「CB 38 F」にカメラをねじ込んだら・・・ なんとネジが折れた。

これで、完全にFLMに対する信頼感は消え失せた。

販売店に連絡し、「CB 38 F」は返品し、ネジの詰まったカメラは無償で修理してもらった。

そのとき販売店の人がぽろっと「最近FLMはトラブル多いんですよね・・・」と漏らしていた。

ただ、FLMの雲台は、カメラ側のネジを細ネジから太ネジへスイッチできるようになっている。
マンフロットのクイックリリースアダプタを間に入れれば太ネジで接続できるため、「CB 58 FTR」についてはそのまま使い続けることにした。
なんだかんだ言っても、デザインの良さと、この多機能ぶりは気に入っていたりするのだ。


それでしばらく使い続けていたのだが・・・

やはり、使いづらい。

というわけで、またマウント探しの旅は続くのであった。。。



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超望遠用マウントへの遠き道のり その1 ~スリック3Dマウント編~

2010-01-24 23:19:24 | 天体望遠鏡・撮影機材・グッズ
およそ1年前、ペンタックスの望遠鏡が生産中止となった。

そんな折、オークションで以前より超望遠レンズの代わりに欲しかった「105SDHF」が出品された。
最新設計の「105SDP」のひとつ前のモデルだが、その分入手しやすいお値段。とはいえ、お小遣いで買える値段ではないので、財務省から借金をして購入。(未だに返済していないが・・・



新たに入手したこのバズーカ砲は、それまで望遠用に使用してきたスリックの大型3Dマウントの上に乗っかることになるのだが・・・





この3Dマウントは、玉締め効果でパン棒を締め込んでも構図の変化がほとんどなく、水準器も内蔵され、使い勝手は悪くなかった。
しかし、300mm望遠に2倍リアコンバータを付けると、バランスが悪くてパン棒がとても重くなり、微妙な構図調整がやりにくかった。





これがバズーカ砲になると、当然ながらもっと辛くなる。

そこで、三脚の方は十分に頑丈で問題なかったので、3Dマウントはオークションで処分し、新たにマウントを探すことにした。

目を付けたのは、フリクションコントロールの付いたFLMのマンモス自由雲台「CB 58 FTR」。

ところが、これにも問題が・・・

次回、FLM自由雲台編へつづく。。。



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新しい写真をアップしました。

2010-01-23 23:39:08 | 星の写真
先般大賞を受賞した「天界との交信」をHPにアップしました。

ぜひ、大画像でご覧下さい。


http://www.netlaputa.ne.jp/~ttake/




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桜島の噴火 ~フィルム編~

2010-01-23 12:21:18 | 星の写真
正月に撮った桜島の噴火です。

3晩粘った甲斐があって、星空の下でもばっちり撮れました。
そちらは残念ながらお見せできませんが、噴火の迫力は十分伝わると思います。




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地元のフォトコンへ出したところ・・・

2010-01-22 20:55:44 | 星の写真
昨年、娘の七五三のお祝いをした後、久しぶりに稲佐山の展望台へ行ってみようということになった。





そこで、「稲佐山フォトコンテスト」の案内を発見。

ちょうどベランダから撮ったのを思い出し、1年前に撮った写真とともに出してみることに。



すると、入選の通知を頂いた。

どうやら娘は幸運の女神らしい。



大賞 「天界との交信」





入選 「昇月」





※2月7日~2月末まで、「稲佐山展望台1階多目的ホール」で展示されます。

2月6日は表彰式だけど、2月5日から出張で出席できません・・・



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ダルマ夕日と月齢2.1の細い月

2010-01-17 23:34:21 | 星の写真
残念ながらグリーンフラッシュは出ませんでしたが、美しい夕日でした。







本日の本命はこちらの細い月。

フィルムではいい感じで撮れてると思うけど、明日から金曜まで出張なので現像に出せません。







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部分日食

2010-01-15 22:20:30 | 星の写真
今日の天気は雨のち曇り。

天気予報通りだった。

でも、雲の動きをみると、わずかな望みがありそう。

そこで、会社を1時間早退。どのみち明日も出社しなきゃ仕事終わらないし・・・と言い聞かせながら・・・



そして、近所の海岸でスタンバイ。





すると、天気予報に反して、第一接触と同時に晴れてきた!
大きな黒点も見える。





一旦カメラを外して、撮影風景を撮る余裕も♪





しかし、低空の雲は全くどかない。





ついに雲の中へ・・・





結局、海に沈む日没帯食を撮ることはできなかった。残念!




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