隔月刊『風景写真』に、9ページに渡って掲載されました。
「光と影のロマンス」というテーマで、林 幸恵さん、野呂希一さんと共に、巻頭特集を担当しました。
もっとも、掲載されるまでまったくテーマのことは知らず、
編集部からのリクエストは秋~初冬の写真をとだけでした。
ここ10年ほどの間に撮影したその時季の国内の写真を40枚ほど送り、
その中から編集部がセレクトしたものが今回の掲載作品です。
テーマや意図がわからずセレクトされた写真に、文章を添えるのは非常に難問でした。
セレクトされたものは晩秋から初冬にかけてでしたので、
「星空の澄む季節に」とタイトルをつけてエッセイを書きました。
作文が得意でない自分にしては、なかなかの出来栄えと自己満足しています。
ただ、印刷を見てびっくり!
肝心の写真がくすんでいる!
印刷ですからダイレクトプリントのような高品質を望んでも仕方ないのですが、それにしても…という感じです。
実は、事前にレイアウト案としてPDF原稿が届いていましたが、
あくまでも文章校正用であり、写真がくすんでいるけど、印刷原稿とは別物と思っていました。
それが、そのままのクオリティで印刷になるとは。。。
つまり、印刷に問題があるのではなく、ポジフィルムのデジタル原稿化に要因があるということになります。
最初の4枚がくすんでいましたが、特に目に付いたのが長崎の写真。
モニターによって見栄えは大きく変わるので参考にしかならなりませんが、自分でスキャニングしたのがこれです。
タイトルが「星空の澄む・・・」だけに残念な結果でした。
竹之内さんの無念さが伝わってきます。
約8年ぐらい前からこちらのホームページを見ておりまして、
今は雑誌の編集などをしております。
会社でカメラマンを抱えているのですぐに直しはききますが、依頼になるとカメラマンとのやりとりはやはり慎重にしないといけないですね。
特に写真を命としている雑誌ならなおの事で。。。
編集の方も入念に写真の色味などについて確認しないといけないですよね。
長年のご愛顧ありがとうございます。m(_ _)m
雑誌の編集をされているのですか。
私の作品は、いまどきフィルムオンリーなのですが、
雑誌に掲載していただくときはいつもスキャニングしたデジタルデータで送っています。
今回は、写真誌ゆえのポジ提出で、スキャニングは編集部(業者?)の方でやっていただいています。
その際のシャープネス処理が強すぎるようで、フィルム粒子の粒が強調されてしまい、暗いグラデーション主体の夜空がざらついてくすんだ画像となってしまったようです。
デジタルが主流になった現在、フィルム原板からダイレクトに印刷原板になることはなくなりましたので、特に星景写真のようなアナログとは相性が悪くなってしまったのかもしれません。