昨日、第21回林忠彦賞の発表があり、千葉市のカメラマン佐藤信太郎さんが受賞した。
林忠彦賞は、前年に個展や写真集などで活躍した写真家に対して送られる日本の写真賞の中でも指折りの賞で、
かつてアマチュア最高峰の賞とも呼ばれていた。
その後、第18回よりプロも対象となり、以来、最終候補にはそうそうたるプロの面々が名を連ねている。
実は私も昨年12月に林忠彦賞に推薦され、ノミネートされていた。
しかし、選考資料として提出を求められたのが、昨年出版した写真集「地の始まりの空と地の果ての空」なのだ。
つまり、震災チャリティーのため、徹底的に無駄を省いた厚さ3.5mmしかないペラペラの写真集である。
権威ある賞にふさわしい作りとは思えない。
そして、過去の受賞作には、純粋な風景写真のカテゴリーが一つもない。
一見、風景写真集に見えるものも、今回の受賞作のように、一貫したテーマに沿った記録的価値のあるものに限る。
だから、受賞は絶対にあり得ないと思い、今日まで語ることはなかった。
自分の作品集に足りなかったのは何か?
それはもっと焦点を絞ってこだわりぬいたテーマであろう。
このような写真賞は、一枚一枚のクオリティー以上にテーマ性が重要視されるとみている。
でも、だからといって、あえてそういうスタイルを強く意識するつもりはない。
もちろん、いままでも「惑星地球」という大きなくくりのテーマを持って撮影してきたが、
自分の目指すところは、自然の持つ壮大な美しさを写し撮ること。ただそれを極めたい。
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