ハゲ仙人うだうだ

奈良の端っこ、宇陀の榛原でのんびりバイク修理ガレージをやってるおっさんがうだうだ言うてます

こ、これは~っ!!

2009-09-25 19:53:37 | バイク

Y氏よりFZR250のチェーン交換を承りました。

まず一つめの「こ、これは~っ!!」です。

Dsc01791 チェーンが歪んだまま硬直してるのがわかるでしょうか?

全集にわたりこの状態で、手でまっすぐにしようと思ってもびくともしません。完全に使用限度超過です。

当然ながらスプロケットの摩耗もかなりのモノです。

特にこだわりのないY氏ですので、スプロケットは純正、チェーンはDIDを使用しました。

当ガレージのお奨めはEKチェーンなんですが、EKの250ccクラス向け428サイズは、ジョイントがセミプレスクリップタイプ(継手ピンと継手プレートがセミプレスフィットのクリップジョイント)になってます。強度的にはなんら問題は無いのですが、純正のドライブスプロケットには、消音用ダンパーゴムがついてます。Dsc01789

そのため、万が一のこと(ダンパーゴムがクリップに干渉して外れやすくなる可能性)を考え、428スタンダードグレードもカシメジョイントのDID(ちなみにRKもカシメです)をチョイスしました。

ここで二つめの「こ、これは~っ!!」

ドリブンスプロケットの梱包を開いたら……画像をどうぞ(笑)

Dsc01783_2 Dsc01785

かなりのバリがあるのがわかるでしょうか?

裏側にまでバリが回り込んだまま残ってます。

純正のスプロケットは、プレスで打ち抜いて作っています。

そのような製品は裏側にはバリ(というよりカド)が出ていて、本来ならキレイに面取りしたいところなのですが、量産品はそういう手間をかけるわけにもいかず、特に支障が無ければそのままです。

ただ、このスプロケットのバリは、打ち抜きのバリではなく、打ち抜き後の仕上げの削り加工でのバリの様な感じです。

「取り付けて一回動かしたら取れてしまうがな」ってとこなんでしょうが、メーカーさんには(あえてヤ◎ハさんにはとはいいません(爆))もうちょっと気を遣ってほしいところです。

もちろんバリはヤスリできれいに取ってから取り付けました。