ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【結論の結論】難波先生より

2016-04-04 16:42:46 | 難波紘二先生
【結論の結論】  血液型は500種以上もあります。そのうちで一般常識となっているのは、ABO式血液型です。この違いを決めているのは、O型物質骨格にガラクトースという糖分子(B型)または糖分子N-アセチル・ガラクトサミン(A型)がくっついているだけの差しかありません。  たまたまこの血液型では表現型がA,B,O,ABという4型に分類されます。それとギリシアのヒポクラテスの時代からあった「体質・気質 . . . 本文を読む
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【ABO式血液型とはなにか】難波先生より

2016-04-04 16:39:16 | 難波紘二先生
【ABO式血液型とはなにか】  最後に、最も代表的なABO式血液型を構成している型物質の基本構造を説明していきましょう。 ◆ 血液型を決めるのは糖鎖分子  Rh式抗原はタンパク質抗原なので例外的ですが、ABO式を含め多くの血液型を決定するのは糖鎖分子です。  生物体を構成する成分には糖質(炭水化物)、脂質、タンパク質があります。糖質は砂糖(蔗糖)などの糖類(シュガー)です。炭水化物(カーボハイドレ . . . 本文を読む
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【根底にある「売らんかな主義」】難波先生より

2016-04-04 16:36:10 | 難波紘二先生
【根底にある「売らんかな主義」】  前回に、戦前の血液型研究者のひとり守安直孝が、「血液型・気質相関」論ブームについて、「現代人に迎合された一つの偉大なる錯覚である」と1933年に述べたことを紹介しました1-3)。当時は血液型と「気質」との間に関係があるとする古川説が流行したのですが、戦後はこれが血液型と「相性」、血液型と「性格」、「病気」に名前を変えただけで、2回にわたりブームを繰り返しています . . . 本文を読む
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【2010年代<血液型と病気リスク論>の登場】難波先生より

2016-04-04 16:33:44 | 難波紘二先生
【2010年代<血液型と病気リスク論>の登場】 ◆永田宏の「血液型と病気のリスク」論  最近「血液型と性格は関係ないが、病気の罹りやすさと関係がある」という論者が出てきました。『血液型で分かる、なりやすい病気・なりにくい病気』などの著者永田宏(長浜バイオ大学教授)です。彼は1959年生まれ、筑波大卒で、同大学院理工学修士をへて東京医科歯科大大学院で「医学博士号」をもらっています。  勤務先の長浜バ . . . 本文を読む
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【血液型で性格がわかると思っている唯一の民族、日本人? 】難波先生より

2016-04-04 16:30:12 | 難波紘二先生
【血液型で性格がわかると思っている唯一の民族、日本人? 】  英語版WIKIで「ABO Blood Group System」という項目を見ると、「神話」という小項目があり、次のように書かれています(大意)。  「ABO式血液型をめぐっては多くの通俗神話がある。これらの信仰はABO式血液型が発見された当時から存在しており、世界中のいろんな文化のなかに認められる。たとえば、1930年代に血液型と性格 . . . 本文を読む
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