【２刷り】難波先生より

【２刷り】福島県いわき市の浅野先生から連絡があって、「基礎からわかる病理学」（ナツメ社）
　http://www.frob.co.jp/kaitaishinsho/book_review.php?id=1314337011
　が出版後１年ちょっとで、２刷りになるという。

　＜初版が23年7月31日付けでしたが、2刷が24年12月30日付けの運びとなりました。先生のお見立て通り、全国の多くの皆様方から可愛がって頂いているようで、嬉しい限りです。菊池昌弘先生が生前、「この本は快挙である」といって下さったので、このお言葉に恥じないように本当に小さな本ですが、いわきから「福島復興の証」の発信としても大切に維持していこうと思っております。なお、既にmailしました通り、現在、日本中の１００校弱の医学部、看護学校、検査学校、医療系専門校などで教科書となったり、指定・参考図書となっているようです。
　恥ずかしい限りですが、出版社編集者の言う「重版」の重みを未だ知りません。編集者などは嬉しいとか、おめでとうございますといいますが、私など世の中に全然貢献していないのに単に喜んで良いのでしょうか。実際は重版ではなく、増刷ですが、出版社はこの辺の区別は明確ではないです。正確には、初版第2刷発行と言った方が良いのでしょう。要するに売れているのだからまずは出版社との契約(10年で一応初刷が売れれば良い)を1年くらいで取り敢えず果たせたと思っています。＞
　よかったですね。おめでとう。

　AMAZONの書評をみると「絶賛」に近いレビューが５つも書き込まれている。「買いたい新書」での書評が「えこひいき」でなく、客観的なものであると証明されて評者もうれしい。
　http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4816350721/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

　あれだけの内容の本を、2500円程度で売り出すなどちょっと医書出版では考えられない。ナツメ社が医書専門でないからできたのであろう。刷りを変える際に、小規模な訂正や変更はできますから、２～３年に一度を目安に「版番号」を変えたらよいでしょう。最初の読者は数版後にはまた買ってくれます。私もそのように定期的に病理学関係の教科書を買い換えています。
　それにしても「10年で売り切る予定」のものが、15ヶ月に満たないで売り切れるというのは、今どき珍しいですね。
　大いに「福島復興」のアピールをして下さい。