ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【買い物雑感】難波先生より

2013-02-11 12:46:28 | 難波紘二先生
【買い物雑感】今は車を運転していないので、買い物には妻に連れて行ってもらう。必要な品目があらかじめメモできていれば、買い物だけを頼む方が早いのだが、たまには自分で買ってみたい。


 一番近いショッピング・モールに行き、まず100円ショップの「ダイソー」に行った。これは東広島市が発祥の地である。
まず「グリーンの蛍光ペン」を買った。赤、青、緑、黄色、橙と5色使用しているが、グリーンの使用頻度がいちばん高い。
目に見やすいのと、コピーやスキャナーにかけても、白黒だと目立たないのが使用理由だ。


 この前、文房具屋で「トンボ」製を買って失敗したので、今回はそれを避けた。プラチナもゼブラもいろいろな種類のものを作っている。プラチナ製で「ノックダウン式(使うときだけ芯が出る)」、「直液式(インクが見える)」、「カートリッジ式」の3種3本をテスト用に買った。ノックダウン式はマークするときだけ芯を出すので、インクの蒸発がなく、理論的には長持ちするはずだが、果たしてそうか…。メーカーはTaiwan, Koreaなど外国だ。
 ついでにここで300mlのメスカップも買った。いまあるのはポットに水を補給するための2L入り容器だけなので、50ml単位の水が測れない。(戻ってコーヒーカップの容量を測ったら、200mlだった。またBaristaの水タンク容量は800mlだった。どうりで1日2回は給水しないといけないわけだ。)


 スーパーでの買い物で困るのは、ものの配置の論理が私にはわからない、という点だ。例えばメスカップは私にとって「メジャー(秤)」であり、それは物差し、温度計、方位計、ノギス、マイクロメーターと同じところにないとおかしい。
 ところが実際には、メスカップは食器売場にあり、温度計は文具の隣にあり、方位計以下は「日曜大工」の棚にある。


 次ぎに行った食料品のスーパーもそうで、瓶詰めは缶詰とは別のところにあり、コーヒーの隣には緑茶、昆布茶などが置かれているが、紅茶とクリープとなるとまったく離れた別の棚にある。この論理がまったくわからないから、やたらに時間がかかる。


 その次ぎに行った本屋では、「日経サイエンス」を売っていたので、問題の「ダーウィンはユダヤ人」という記事が載っていることを確認して、「ニュートン」3月号を買った。「血液病学」の特別記事が載っている。
 平棚に「文藝春秋」3月号がたくさん積まれている。芥川賞の「abさんご」も載っていた。もう本を買ったので目次だけ見て、買うのはパスする。
 カウンター前のワゴンにもたくさん積まれている。勘定待ちの間に手に取る客もいるから、話題性は高いのだろう。


 目をひいたのはDVDで「映画10本入り」が1,980円で売りに出ていた。1本198円で、かつての1/10の値段である。シェークスピアの全索引テキストは英語のものをもっているが、「シェークスピア=F.ベーコン」説に立つものとしては、主な作品を一度映画で見ておく必要がある。
 見たがほとんどは、LD/VIDEO-TAPE/DVDでもう持っているものなので、シュエークスピア映画10本セットを買った。
 (戻って点検したら、DVDが10枚入っていて、「ロミオとジュリエット」、「ハムレット」、「リア王」、「オセロ」、「マクベス」、「真夏の夜の夢」、「ヘンリー5世」、「ジュリアス・シーザー」、「お気に召すまま」、「じゃじゃ馬ならし」が含まれていた。馬鹿な発売元が商品補充札を後ろに入れているから、店頭では収録作品の詳細が確かめられない。)


 ガソリンなど全部が輸入に頼っているものは違うだろうが、今日の印象としては「物の値段は上がっていない。むしろ下がっている」というものだ。100円で300MLのメスカップが手に入るとは思わなかったし、旧作とはいえシェークスピア作品10本が2000円程度でDVDになっているとは思わなかった。戦後すぐの日本映画も同様だった。これらは「著作権」がらみで安くなったのだろうか?


 こうしてみると、一番高いのが本だと思う。
 いま、蔵書目録作成が3,500冊まで行ったが、ヒポクラテス「古い医術について」(岩波文庫, 1963)は100円、「ヒポクラテス全集(全3巻)」(エンタプライズ, 1997)は35,000円だ。
 文庫本、新書ともに、1990年代つまりバブルが破裂した後に値段が上昇したように思う。
 本の値段が上がらなければ、私はいまのデフレはちっとも困らない。
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