本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。
山納めのつもりで、11月3日、真昼岳に登った(こちら)ばかりだが、
一週間後の11月10日も晴れたので、
今度こそ今年(2017年)最後、まだ登ってなかった女神山(956m)に行ってみた。
本来ならこの山は紅葉を見に訪れる人が多いが、他の山との競合で・・・(´π`;)☆\バキ すっかり遅くなってしまった。
ほっとゆだ駅からまだうす暗い県道1号線を北へ、
湯本温泉のすぐ先、清水ヶ野の集落から「白糸の滝」看板を目印に左折、県道12号線に入る。
下前の集落を過ぎて、未舗装の林道に入るが、この道は比較的よく整備されていた
((-_-;)少なくとも焼石岳の中沼林道や甑山の前森山林道よりはずっと・・・)。
登山口に着いたら、広い駐車場には( ̄π ̄;ワタシ独り。朝6時半頃、モルゲンロートに遭遇。
柿の種号。樹木越しにモルゲンロートが見えた。下前登山口駐車場にて。
紅葉時期のfb山情報によると、獣臭がするとの書き込みがあったので、単独では心もとない。
誰か来ないかと登山口で30分くらい待ったが、その気配は無し。
今日は平日だし、紅葉時期の休日じゃないからしょうがないと諦め、
クマ除けホイッスルを吹きながら、7時頃、出発
(下山路で逆に登るもうひと方とすれ違った。この日の登山者はこの方も含めてもたった二名だった)。
非合法マップ。オレンジ破線が今回、歩いたルート。
白糸の滝を掠め、山頂をめざして直登。初めは比較的傾斜のある根っこ道が続く。
根っこ道 ツルリンドウの実
腰の曲がった古木(あとで勝手に「腰曲がりブナ」と命名)が見えたら、稜線に到着。
以降は平らになった稜線道を歩く。ブナの落ち葉ロードが続く。
ブナの落ち葉ロード 女神山山頂(956m)
山頂からの眺め。
あてにしていた焼石岳や鳥海山は雲を被っていた。
鳥海山方面を望む。
鳥海山の全貌が見えなかったのは残念だったが、他の景色で我慢。
すぐ隣の秋田女神(標高は約870m) 。
秋田女神の一部と大曲の街並み。
北側の眺め。兎平方面を望む。
県境尾根のブナ小道は好かった。
今まで自分が訪ねたブナ林では最高だった。
ブナ林に小雪が舞ってるように見える。何故だろう。
霧氷でもないのにブナの梢が白っぽく見える現象は先週の真昼岳で初めて知ったが、
ここ女神山でも体験した。
真昼岳は山頂からも見えたが、こちら(県境尾根)の方が好く見えた。
県境尾根から北隣の真昼岳を望む。
県境尾根から樹林越しに秋田女神を望む。
今までブナ林を歩くのは新緑か紅葉時期ばかりだったが、落葉したブナ林もなかなか好いもんだ。
ブナ見平付近のブナ林
ブナ見平付近のブナは総じて背が高かった。
稜線に較べると、風が弱いから伸び伸びなんだろうか。
岩清水に向かって降下中の斜面で今日初めて女神山の姿を見た。
フカフカの落ち葉ロードが続く。
場所によっては深さ50センチくらいのところもあった。
ここの落ち葉ロードは素晴らしかったが、物事には良い面も有れば悪い面もあるもの。
通る際はくれぐれもご注意を。
岩清水が近づくと、目の前に荒々しい岩壁が。
岩清水 こちらが女神霊泉だろうか。
折角来たのだから、名瀑・降る滝にも寄ってみた。
途中の渓流に架けられた橋は既に取り外されており、数回渡渉せざるを得なかった(川に落ちないよう注意!)。
降る滝左手前のスラブ
降る滝が見えて来た。
降る滝。落差は約50m。
孤高のブナの木 降る滝・上部
今朝も寄っているが、白糸の滝。この滝はとても人気が有る。
白糸の滝。落差は約30m。
白糸の滝。前髪を垂らしたダースベーダーみたい(´π`;)☆\バキ
白糸の滝の横顔。
女神山はとても好い山だった。今年(2017年)の山納めは波乱もなく終わった
かに見えたが、下山後、とんでもないオマケがあった。
(時間に余裕のある方だけお読み下さい)
下山後、少し時間が余ったので、県境にある別の山の登山口がどうなっているか、
来年のために下調べしておこうと思い、脇道へ入り込んでみた。
すると途中で道路工事をしていたので、工事車両を除けながらソロソロと走り出したら、
とっ( ̄π ̄;とんでもないアクシデントに見舞われた。
柿の種号の右側車輪が道路沿いのコンクリ側溝に前後輪ともに落ちてしまった。
側溝が大量の落ち葉で完璧にマスクされていたのだ。
居合わせた工事関係者ブルドーザーで引っ張り上げてもらい、
ナントカ脱出出来たものの、約一時間半のタイムロスが生じた。
クルマは走れたが、前バンパーが損傷。(T_T)
先ほど落ち葉ロードに関して、「通る際はくれぐれもご注意を。」と書いたのは、
(´π`;)こういうことがあったから・・・。
なお今日(の午前中)、女神山山頂から鳥海山は残念ながら見えなかったが、
帰りに、山麓の美郷町からは見えた。
美郷町から見た鳥海山(夕方撮影)
今回は素晴らしい風景も見たが教訓も有った。
以上。