モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

焼石岳山麓、秋の野草(2024年9月9日)

2024年09月25日 | 焼石岳/秋

9月4日、栗駒山に登山したが、北隣の焼石岳の山なみが奇麗だった。
こちらにも登ってみたいと9月9日に訪ねてみた。

(下山後、横手市十文字町から見た焼石岳の山なみ)



焼石岳は秋田側の東成瀬村からも登れるが、山頂までの距離が長い。

また近頃はクマさんも怖いので、登山者が多い岩手県側、中沼から入るケースが圧倒的に多い。
今回も中沼から入ろうと、県境(大森山トンネル)を越えた。
胆沢橋を渡り、数分間走ると目の前に横岳が大きく見えて来る。

(下山後に撮影した横岳。早朝は逆光で見えにくい。)



その後はしばらく樹林で見通しの効かない山岳道路を走り、

つぶ沼への分岐を過ぎ、谷子沢大橋に出ると、南側の景色がワーッと開ける。

谷子沢大橋からの南側の眺め。左側に猿岩。右奥に栗駒山。



4日に登ったばかりの栗駒山が朝日を受け、輝いて見えた。




石渕トンネルを抜けてすぐ左手の林道に入る。

この道は尿前(しとまえ)林道という砂利道だ。
路面状態はあまりよくないので、車の速度は20キロ以下にダウン。
いつもならばクルマの腹を擦らないように恐る恐る通り過ぎるだけの林道だが、
今回は駐車可能のスペースを見つけては数回停車し、道端の野草を見て歩いた。
朝はまだうす暗いので、花の在り場所を探るだけ、
撮影したのは主に昼過ぎ、下山時だった。

ノコンギク



ツリフネソウ



キツリフネ
 


(右上)オトコエシとキツリフネ

オオウバユリの実
 


(右上)アケボノソウとミズヒキ、オクトリカブトの三種混合



アケボノソウがちょうど盛りだった。




アケボノソウの花をアップで見たら、アリがいっぱいたかっていた。




尿前林道、ラストはオクトリカブトとサラシナショウマの共演。




参考マップ



中沼登山口の駐車場から先は歩きとなる。

最初に見たのはサラシナショウマ。




次いでオクトリカブトも多かったが、この花は後にも出て来るので略。

次はイヌドウナだろうか
(コバナノコウモリソウの可能性もあり)。

 


(右上)このアザミは何だろう。



焼石岳は上の方はウゴアザミがとても多いが、このアザミは細すぎる。
facebook上で名前を訊ねたところ、ハナマキアザミ(岩手県、秋田県に分布)ではないかと教えて頂く。

山菜のみずに似たこの地味植物はヤマトキホコリらしい。




ズダヤクシュの実
 


(右上)今回、愉しみにしていたジャコウソウは花が終わっていたのでガックリ。

ところが一個だけ残っていた。最後?のジャコウソウ。


ツルシキミの実
 


(右上)この急な坂道が出て来たら、中沼まであと少し。

たっぷり45分かかって中沼に到着。

以上。

2024年9月9日、焼石岳・前編」に続く。

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