7月18日夜はロングドライブに備えて20時に床に就いたが、なかなか寝付けない。
それでも一時間半くらいはうとうとしただろうか、
23時に起床、(秋田市の)家を23時半に出た。
天気はところどころ小雨の中、秋田自動車道を北進。
今頃、北へ向かって走っているのは私だけ、ほぼ貸し切り状態の高速だった。
青森フェリー港に着いたのは、日が替わって19日午前3時前。
真っ暗な埠頭を散歩して時間つぶし、乗船待ちをしている間に日の出を見た。
青森の天気は曇りで八甲田山も見えなかった。フェリーに乗り込んだ車は十台くらい。
こんなんで採算はとれるのだろうか。
今回乗ったフェリー
埠頭で見た日の出
陸奥湾の朝風景
5時20分、出航。その後はずっとひとり甲板で風に吹かれていた。
波の静かな陸奥湾を走るうちに空は青くなってきたが、遠くの景色はさっぱり見えなかった。
津軽海峡を船でわたるのはこれで何度目だろう。
今回は2017年以来、五年ぶりだが、もう最後かも。
フェリーの航跡波
9時、函館港に入港。
北海道の天気は曇りでところどころで小雨。
なが~いなが~い道央自動車道を走るうちに、景色が見えたのは洞爺湖を掠めた付近のみ。
有珠山SAにて昼飯(塩ラーメン)。奥に見える山は有珠火山。
札幌付近の天気は薄曇り。
空知付近のPAから道警パトカーが出て来てヒヤリとしたが、
目の前で先行車を早速キャッチし、路上に停まった。
捕まったのが、私でなくて、えがった。えがった。
上川層雲峡インター付近では土砂降りに遭遇したものの、
今回の登山基地・層雲峡温泉には夕方五時少し前に到着した。
函館からの走行距離は500キロと少し。五年ぶりのロングドライブだった。
層雲峡温泉手前の風景。大雪国道とも呼ばれる広い国道39号線を走る。道の両側には屏風のような岩山が続く。
層雲峡温泉の中心部風景。左奥の岩山は映月峰。右奥に黒岳ロープウェイ。
宿泊は経済面を重視し、一泊4500円の民宿に三日間素泊まり。
朝晩の飯、並びに登山時のにぎり飯、水は
すぐ近所のコンビニ、セイコーマートとセブンイレブンに全面依存、
風呂は民宿隣の公衆浴場を借りる。
なんか40年以上前、学生時代の貧乏生活に戻ったような気分だった。
民宿の案内板と映月峰。
反対側に聳える岩峰。右の建物は前回(五年前)泊まったホテル。
朝陽山方面を望む。奥に見えるようなホテルに泊まると一泊一~三万円だろう。
今回、三日間素泊まりした民宿。矢印が泊まった部屋。
翌朝、セブンイレブン前でエゾシカに早速遭遇した(その翌日は親子四頭の群れに遭遇)。
層雲峡に着いたのはいいが、心配なのは明日(20日)以降の天気だ。
この日、北海道上川地方には大雨洪水警報が発令された。
今回の北海道は五年前同様、大雪山登山が目的だが、雨が酷いのならば、下界のどこかで時間を潰すしかないか。
20日早朝、スマホで天気予報を見たところ、
層雲峡付近は曇りのち雨で、依然として大雨洪水警報が発令中だった。
しかし雨雲レーダーを見たら、大雪山に雨雲が掛かるのは昼12時以降で14時頃から本格降雨の見通しだった。
これは早く黒岳に登って、石室の少し先まで行く分には問題ないだろう。
本格的な雨になったら合羽を着て引き返せばいいと思い、今日(20日)は登山を決行した。
6時ちょうどに宿を出たら、五分後にロープウェイ駅に到着。
6時20分発の第二便に乗車(乗客は二名のみ)。
黒岳ロープウェイ駅
リフト駅に向かう。
ロープウェイ上駅(五合目)で降りたあと、リフトに乗り換える。
途中、黒岳は一部雲をまといながらもしっかりと見えていた。
リフト乗車中(先行している女性は奇遇にも同じ宿で部屋は隣だった)。
「大雪山黒岳北東面の花(2022年7月20日)」に続く。
拝読させていただき
ワクワク感が伝わりました。
北海道ではセイコーマートですよね。
お気に入りです。
セイコーマートのカードも作っちゃいました(笑)
関東圏にはあまりなくて残念です。
続きのお花を期待します。
のん
オホーツクに住んでいる「たからひかり」です。
長距離の移動をお疲れさまでした。
実は、私も7月20日に層雲峡にいて滝の写真を撮っていました。
続きを楽しみにしております。
今回の山行きではコンビニにたいへん助けられました。
朝飯と山に持っていく昼飯(おにぎり)、飲料は24時間対応のセブンイレブンでした。
セイコーマート層雲峡店は朝の開店が8時と遅いので、
もっぱら下山後の晩飯と独り宴会の酒類購入でしたが、値段が安く、惣菜も美味しかったです。
この両店のものだけで約三日間暮らしました。
またいつもリアクションありがとうございます。
秋田市からだと層雲峡は遠いですね。
こんなこと出来るのは今回限りですかね。
でも北海道には他にも行きたい山もありますので、
可能ならまた企画したいものです。