本ブログを始めてもうすぐ四ヶ月。最近は新型コロナウイルス感染への配慮もあり、新たな登山は休止中。
よってブログも昔の山歩き記録ばかりで恐縮だが、ご理解賜りたい。
8月2日はまたまた鳥海か月山で迷った。どちらに登るか決めずに秋田市を朝4時に出発。
高速を金浦まで走ったが、暗くて鳥海山は何も見えない。
しかし南の方が少し明るい感じだったので、今回は月山に決めた。
なお月山には昨年も8月2日に登っている(羽黒コース)が、今回は姥沢ルートを選択した。
ちょうど今頃咲くけれどもまだ十分見てなかった花がいくつか有ったからだ。
登山リフトが動き出すのは8時半頃。少し早く着きそうだ。
それまでの時間つぶしで、姥沢の手前にある山形県立自然博物園に寄ってみたところ、
期せずしてちょっと珍しい(秋田では見られない)花風景が有った。
オタカラコウの丈は大人の背丈くらいになる。
国内の野草としては最も壮大な部類ではないかと思う。
秋田では宮城県境付近に少し有ると言われるが、私はまだ見たことが無い。
月山では湧水地に群生していた。
右上はセリ科のアマニュウ?。丈は3mを超えていた。
この後、姥沢まで走り、その後はリフトを使用。
リフト上駅を降りたら姥ヶ岳に登り、それから金姥、紫灯(さいとう)森を経て、牛首までの稜線を歩く。
今回の非合法マップ。
リフト上駅を降りるとそこには樹林は無い。
月山は北側の羽黒コースもそうだが、歩き始めから高山帯の様相だ。
姥ヶ岳山頂手前から月山本体を望む。
手前のコバイケイソウやヨツバシオガマは古くなっていた。
このシロバナトウウチソウは赤味が強い。 イワショウブ
姥ヶ岳山頂はキンコウカの群生が卓越していた。
キンコウカ
キンコウカとウメバチソウ、ナンブタカネアザミなど。 ミヤマウスユキソウ(古花)
姥ヶ岳の山頂を過ぎ、金姥の分岐が近づくと、ミヤマウスユキソウが多くなる。
この辺りからの稜線や月山の眺めは素晴らしい。
月山に続く稜線
金姥の手前 品倉尾根を望む。
ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク)
白装束の皆さんと交叉する。東北では月山ならではの風景だ。
他の登山者とは違い、こんにちわの挨拶は少ない。たぶん金姥から湯殿山の方に下りて行くんだろう。
クロヅル
トモエシオガマ
マルバシモツケ ナンブタカネアザミ
ニッコウキスゲ
牛首から先は月山本体の登りになる。
北西側に大きな谷が見えてくる。かつてもっと高かった月山の山頂部が崩壊した跡だろうか。
タテヤマウツボグサ
キオン
ウゴアザミ ハクセンナズナ
ハクセンナズナはパッと見にはアブラナ科とは思えない。地味だが、東北では珍しい花。
今回の目当て、「ちょうど今頃咲くけれどもまだ十分見てなかった花・・・」のひとつでもある。
この花が出てくるともうすぐ山頂だ。
「姥沢から真夏の月山へ。2」に続く。
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