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モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

サンカヨウを見に房住山へ。次いで七座山。(2019年5月7日)

2021年05月08日 | 秋田県北の山

(本記事は内容を変更し、再アップしたものである。)

今年(2019年)は5月1日から元号が変わっている。
平成最後の山は4月29日の太平山となった(記録はこちら)が、令和の初登山はどこになるだろうか。

私事で恐縮だが、太平山に登った翌日から、風邪の症状が現れ(どうもインフルエンザのような感じ)、
家でおとなしくしていた。
その後、家内も発症、私の方は回復したので、5月4日、男鹿毛無山に行ったが、
足が鉛のように重たくなり途中で断念。

山頂まで極めた山としては、7日行った三種町の房住山(ぼうじゅうさん)が令和最初の山となった。
標高は400m程度、天然の秋田杉と広葉樹に覆われた静かな山で、連休明けでもあり、
この日、登っていたのは私独りだった。

ブナ林の登り

 

                               天然の秋田杉と広葉樹                                                                           天然の秋田杉
 


稜線からの眺め 



今回、この山に来たのはサンカヨウを見たかったから。

昨年4月に登った時(こちら)はこの山で夥しい数のサンカヨウの芽出しに遭遇している。
開花時に是非訪ねてみたいと思っていたところ、5月6日の夜、少し雨が降った。
サンカヨウの花は降雨後に透明化することがあるので、翌5月7日の早朝に訪ねてみた。
雨のせいで登山道は歩きにくかったが、一部の花で透明花現象が見られた。
ただし完全な物とは言えなかったし、
もう1,2時間、来るのが遅かったら真っ白に戻っていただろう。

                        サンカヨウ特有の透明花現象(不完全)                                                         サンカヨウの芽出し
 
 

サンカヨウの大株。降雨で散った花が多かった。
 


雨は透明化以上にサンカヨウの花そのものを散らしてしまうようだ。
サンカヨウの完全な透明花に遭うのはなかなか難しい。

今回、房住山では、サンカヨウ以外、見るべき花はほとんど無かった。

シラネアオイ。数は少なかった。                              ワサビ
 


コキンバイ。
山頂近くの雑木林に多かった。


他に咲いていたのは、タチカメバソウ、タチツボスミレ、スミレサイシン、ツクバネソウくらいだった。

山頂から南側を望む。今日は残念ながら、鳥海山は見えなかった。 



房住山ラストは石仏。

 山頂で見た石仏。怖い顔で、「番外三、大山祇命」と言うそうだ。                      こちらは優しいお顔。十六番 千手観世音。
 

 


5月7日は房住山の後、近くにある七座山(ななくらやま)にも登ってみた。
この山には一年前、4月に登っている(記録はこちら)。

七座山の連なり
 

 
登山道は大杉の脇から始まる。                             天然の秋田杉
 

稜線に至る階段                                  蓑座の展望台 
 


こちらは最高峰でも300mにも満たず、今回登ったのは蓑座(みのくら)192.4mの展望台まで。

稜線に至る階段、並びに蓑座の展望台はいつの間にかリニューアルされていた(昨年11月は古いままだった)。
階段は登りやすくなったが、展望台は以前よりも低くなっていた。
したがって、眺めは以前に較べ、悪くなっていた(以前の好い眺めはこちら)。

東側、米代川の眺め。



北側の眺め。



以前は藤里駒ヶ岳がしっかり見えていたのに、今回は木陰になり見えにくい。 

蓑座までの行き来では花はほぼ皆無だった。

北側の原生林だったら、何か有るだろうと思い、少し藪を漕いでみた。

林床はトリカブトだらけ。                                                                                猛毒植物、ハシリドコロ
 


此処は山菜取りをしない私がぱっと見るかぎりでも、シドケ、アイコ、ホンナ、ヒデコ、ミズなど山菜の宝庫だった。

しかし廻りにはトリカブトやハシリドコロがうじゃうじゃ生えているので、一本でも混入したら大変なことになる。

ニリンソウとエンレイソウの残り花



 ルイヨウボタン                                                                                         クルマバツクバネソウ
 


ラショウモンカズラ                                                                                                                    タチカメバソウ
 


以上。


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