(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしてアップ。その後、内容を少し改め、再アップしたものである。)
前回(6月6日)に引き続き、6月29日にまた早池峰山に行って来た。
今回は秋田の高山ではお目にかかれない花のうち、
主にミヤマオダマキとミヤマアズマギク、ミヤマシオガマを観たいがための登山。
このうちミヤマシオガマは森林限界を超えるとすぐ目についた。
秋田ではなかなか見られない(※)花なのでしっかり見ておこうと思った。
(※厳密には羽後朝日岳にミヤマシオガマは有るとされるが、登山道の無い山なのでなかなか見ることは出来ない。)
ミヤマシオガマ
ミヤマシオガマをバックにミヤマオダマキ。
いよいよミヤマオダマキも登場。
早池峰の特産種、ハヤチネウスユキソウはまだ咲き出したばかりだった。
ハヤチネウスユキソウ
こちらもほぼ特産に近いナンブイヌナズナ。ちょうど今頃が盛りのようだ。
ナンブイヌナズナ
他の花とのアレンジメント。
ナンブイヌナズナの他に左からミヤマアズマギク、ミヤマキンバイ、ハヤチネウスユキソウ(蕾)。
また特産種に戻って・・・ミヤマヤマブキショウマ。
地味な花が続くが・・・タカネクロスゲ。
これは前回(6月6日)、
蕾姿を見て「謎の植物」としたものだが、いざ花が咲いたら、カヤツリグサ科だった。
ホソバイワベンケイ キバナノコマノツメ
特産種ではないが、ミヤマアズマギクは東北の他の山では見かけない花だ。
薬師岳をバックにミヤマアズマギク。
ミヤマシオガマやミヤマキンバイと一緒。
ミヤマシオガマ、キバナノコマノツメと一緒。
早池峰のお花畑で思ったのは、
焼石岳(主に姥石平)や月山、鳥海山のように花がびっしりと隙間なく咲くのではなく、
疎らにポツポツと咲いている点。
これは地盤が岩だからしょうがないが、岩の隙間には複数の種類が寄せ植えのように咲き競っていて見応えは十分だ。
竜ヶ馬場より上ではイワウメの花が目立つようになる。
イワウメだけではなく、他の花も適宜混じっている。
チングルマとイワウメ。
チシマアマナは前回(6月6日)もいっぱい咲いていたが、風に揺れてなかなか撮影できなかった。
今日はほとんど無風だ。他の東北の山ではなかなか見られない花なのでここぞとばかりに撮りまくる。
小田越コースの名所、天狗の滑り岩の鉄梯子。
赤い↓に注目。
上写真の赤い↓部分にはミヤマキンバイが咲いていた。
鉄梯子を登るとほどなくして剣ヶ峰分岐、そして山頂。
山頂付近ではミネザクラが咲き残っていた。
小田越に下山してから、今回も薬師岳山腹のオサバグサを観に行く。
オサバグサ(ケシ科一属一種、しかも日本固有)
花はもはや終盤モードだったが、 今回は群生している様を見ることが出来た。
河原坊(駐車場)までの道すがら。
コケイラン オオヤマオダマキ
あまり写す人は居ないと思うが、最後に早池峰登山口の岳集落を。
今年から平日登山ばかりしている私にはクルマで通り過ぎるだけの場所になってしまった。
岳集落。左の方に早池峰山が見える。
以上。
2017年はリタイヤ元年なのでいろんな山に出かけましたが、
回数的には早池峰が確か4回と一番多かったように記憶してます。
30年ぶりに見る早池峰の花たちは新鮮でした。
個人的にはハヤチネウスユキソウよりも、ミヤマオダマキやミヤマアズマギクが好かったです。
理由は秋田の山に無いからだと思います。
現在の早池峰は河原坊からはもう登れなくなり、実質、小田越えのピストンしかできなくなったのは残念ですね。
秋の早池峰ですが、7月の混雑が嘘のように登山者も減りますね。紅葉はイマイチの感ですが、
初秋の頃だとナンブトウウチソウの穂花がいっぱい残っていて個人的には好きです。
早池峰、懐かしく見せて頂きました。山を歩き始めてあまり間がない頃
行ったので、しかも小雨で滑るので、お花をゆっくり見ている暇がなかったような(^-^;
ただ、早池峰ウスユキソウだけは、感動でした。
鉄ハシゴを下るときに、怖かった記憶があります(^^;
そのあともう一度、行きましたが初秋で紅葉が始まってました。