真冬の鳥海山と他のお山（2016年2月12日）

（本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。）

今年(2016年)の秋田は積雪こそ少ないものの晴れた日がほとんど無い。
よって一月は鳥海山を一度も見ないで終わってしまった。
二月になっても、相変わらずの状況だ。
関東南部であれば、冬場は毎日のように晴れて富士山が見えるかもしれないが、
北日本日本海側はめったに晴れないし、富士山の代わりのような鳥海山が見えるのは稀なことだ。

2月11日の夕方、（秋田市）自宅からやっと鳥海山が見えた。
ただしぼやけており、皆様にお見せするほどのものではなかった。
翌日、2月12日も晴れたので、鳥海山への接近を試みる。
秋田市からまっすぐ南下すると、鳥海山はこういう姿だ。

Ａ
2016/02/12　鳥海高原から望んだ鳥海山
 


ここで参考マップ。
今回はアルファベット記号のポイントから見た姿を羅列する。




Ａからちょっとだけ東側に廻ると、爆裂カルデラが隠れ、鳥海山はマイルドな富士山型に変わる。

Ｂ
猿倉地区からの鳥海山
 


Ｃ
百宅入り口からの鳥海山
 

百宅集落からの鳥海山
 


鳥海山の東側山麓は積雪量が多い。よってこの方角からの鳥海山はみごとな白無垢だ。

今度はまた冒頭のＡ（鳥海高原）に戻り、更に西側に向かうが、こちらからの鳥海山も上の方は白一色だった。

Ｄ
冬師付近からの鳥海山。


冬師付近から見た爆裂火口と御浜、稲倉岳。


あちこちで雪煙が舞い上がって見える。 

Ｅ
にかほ市象潟郊外からの鳥海山。


 
更に西側へ行くと、今までに見たことのないような姿になる。

Ｆ
栗山池からの鳥海山。


稲倉岳が前面に出て、本体(七高山や新山)が隠れそうになっている。 

更に西側、にかほ市上浜地区から見た鳥海山はベコが寝そべってるような姿になる。

Ｇ
左から稲倉岳、本体(七高山や新山)、御浜の山体。
 

同上アップ。左から稲倉岳、本体(七高山や新山)。
 


県境を越え、山形県に入ると・・・

Ｈ
遊佐町吹浦付近から見た鳥海山。左から笙ヶ岳、新山、外輪山、月山森。 


遊佐町郊外から見た鳥海山。左から笙ヶ岳、新山、外輪山。


こちらにも別の爆裂カルデラがあり、千畳ヶ原や二ノ滝の景観を造っている。 
今回の鳥海山はここまで。
なお二月に鳥海山を見たのはこの日が最初で最後だった。

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同じ日に見た他のお山もいくつか。
甑山(こしきやま)。

Ｉ
湯沢市横堀から見た甑山。



甑山(こしきやま)は秋田山形県境に聳え、標高は981m(左の男甑)。
東北には珍しい岩山だ。
 
Ｊ
山形県側から見た甑山(こしきやま)。左が男甑、右が雌甑。
 


東山(とうざん)は秋田と岩手の県境、焼石岳と栗駒山の間にあり、標高は1117m。

Ｋ
横手市十文字町から東山(とうざん)を望む。


Ｌ
東成瀬村谷地地区から見た東山(とうざん)。


右側の稜線を伝い、上東山までは登れるようだ。  
左のずんぐりした方が下東山、右が上東山。標高はどちらも同じ(1117m)。

 


その日の夕方、大曲から国道13号線を走り、
秋田市に帰ろうとしたら、バックミラーにバラ色に光る山並みが映っていた。
奥羽山脈のアーベンロートだ。めったに見られない光景なので停車し、撮影してみる。

Ｍ
大仙市北楢岡付近から。左が真昼岳(1060m)、右が女神山(956m) 。





真昼岳のアップ。 


たかだか1000m程度の山とは思えないほど、神々しい山姿だった。
今年は雪が溶けたら登ってみようと思う。

約三ヶ月後の登山の模様　⇒　「初めての真昼岳。（2016年5月22日）」


以上。