モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

2010年モ庭・7月号/遊びぐらしのネコエッティ

2023年07月31日 | ガーデニング/夏・秋

(本記事は旧ホームページの古い記事をブログ用に復刻したものである。)

今日、7月19日は映画「借りぐらしのアリエッティ」を観て来た。
かねてより宮崎映画はキャラ以上に精緻な背景画が好きで、今回もそれを愉しみに鑑賞。そしたら

映画「借りぐらしのアリエッティ」のパンフ表紙から



すっ( ̄π ̄;すっかり感化されてしまった。
帰宅して、まずやったことは、自宅の通風孔の確認。
案の定( ̄д ̄;)それは皆閉じたままだった。
急いで開放したのだが、格子がとても細かいので、太さ1センチ未満の生き物でないとくぐれそうにない。
次に居ないとはわかっていても、庭にアリエッティを探してみた。

作家・梨木香歩氏の解説によると、
映画では、翔の「夏の一週間」に現れる植物は、

ヒメジョオン、ムラサキハナナにツツジにツユクサ、カラスノエンドウ、
ホウセンカ、ツメクサ、トキワハゼ、ナガミヒナゲシ、マリーゴールド、イヌタデ等々、

晩春から初秋にかけて、
四、五ヶ月の間の庭の草花がそろい踏みという不自然な設定だった。

うちの庭は、7月も半ばを過ぎると、
花の種類もボリュームも急激に減るのが常である

((-_-;)そういう時に限って庭の見学客が有ったりする)。



うちの庭ではアガパンサスがやっと咲き出した。

奥のオーバル花壇はフワヒラ花に変わって夏秋一年草が生育中。
そういう中でも、アリエッティの姿を連想させる赤い花がいくつか咲いていた。
最初、アヤメ科のモントブレチア(ヒメヒオウギズイセン)が
目に留まったが、こちらの赤は鮮烈すぎる。

雰囲気的には、少しくすんだ赤のジニア `レッドスパイダー'の方が
アリエッティっぽいと感じた。

これぞアリエッティ花
ジニア `レッドスパイダー' (ベニヒマの鉢に植えたもの)
 


右上はヒロハマウンテンミント Pycnanthemum muticum
とアカハナカミキリ

`レッドスパイダー'の頭花の直径はわずか2センチ。
極小の花を頼りなげに咲かせるヒャクニチソウの一品種で、
花数は少ないが、タネを蒔けば、わずか一ヶ月程度で咲き出す。

花の少ない時期の即席花卉として重宝している。
当時のモウズイカBBS(どんじゃら広場)から、
「そのジニアの近くに是非アイビーを植えてください」とのリクエストがあった。

ん? (´π`; ナニナニ?アイビーなんてうちにあったかな?
実はうちにもアイビー(ただしキヅタの斑入り品種)は有りました。
それは十数年も前から鉢に植わったまま、駐車場の隅っこに放置されていました。




早速、例のジニアの鉢を持ってきて並べてみたのだが、丈の関係もあり、
冒頭のイラストのようにはならなかった。




「アカジソの花穂の、あの小さな一つ一つの花の愛らしさや・・・美しさ等を
こんな風にきちんと描いてもらうと、

普段陽の当たらぬ場所にいる我が子に親切に声をかけてもらえたようにうれしい。・・・」
と梨木香歩氏はコメントしていたが、
うちのアカジソはまだ開花しそうにない。




おまけにカマキリの子供がしっかり見張ってるものだから、
これじゃアリエッティも簡単には近づけないだろう。


ここで突然ネゴ登場。

┬┴┬┴┤π`;) 秋田では猫を「ネゴ」と発音する。



アリエッテイは居なかったが、かわりに
ネコエッティ(命名者はBBS常連で愛猫家のamiさん)が居た。

こいつは近所の飼い猫だが、
うちの庭を気に入ってるのか、家人の話では毎日のように見かけるとのこと。

時に花壇の真ん中に立派なウンチをしたり、
フウチソウの繁みの上で丸くなって寝ていたりとろくでもないことばかりしているが、

アバター(厳密にはナヴィのネイティリ)を連想させる美形ネゴなので今のところは大目に見ている。

┬┴┬┴┤π`;) 個人的には、犬猫、特にジャンゴ(田舎)臭いネゴは好きなのだが、
家族に重度の犬猫拒否症が居る関係で飼っていない。
もしかしたら自庭頁での猫写真アップは今回がはじめてかも・・・。




ネコエッティが仰ぎ見た花たち

ヘメロカリス `パープルオータム'



カノコユリ `ザ・エンプレス'  
 

                                                                                                                                          ヘメロカリスの一品種


カワラナデシコ涼しげな色合いの花も(例年紹介しているアガパンサスは今回省略)。




斑入りススキの間から宿根フロックス



【グラースのある風景 その壱】


↑ 家の入口にある大株フウチソウ

葉壇最奥にあるフウチソウ。ネコエッティが寝ていたのはこちら。↓



一週間後(7月26日)、葉壇の奥地に見慣れぬ赤花が咲いた。

こっ( ̄π ̄;こりこそアリエッティ花だ。

 

エンビセンノウはだいぶ前から鉢に植え、ほったらかしにしておいたもの。


【グラースのある風景 その弐】

7月上旬の様子。スイセンノウやカンパニュラ・ラプンクロイデスが盛りだった。




下旬はこんな感じ。

蒸し暑い日でも、斑入りススキのあるおかげで涼しそうに見える。




ススキはでかくなるとやっかいなので大鉢に植えたまま、地面に埋めている。




今年の秋田は例年より早く、7月18日に梅雨明けしたもののその後は不順な天候が続いている。

気温は高いが、どんより曇っていて・・・

7月下旬のモ庭(二階より)。



三日続きの雨(豪雨)で県内各所で浸水や土砂崩れが起こっている。
暑くてもカラッとした夏になるのはいつの日のことやら。


次(続・ネコエッティの庭)へ続く。

(本頁は2009年7月31日、旧ホームページ「モウズイカのガーデニング狂時代」にアップしました。)



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2 コメント

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Unknown (クリン)
2023-07-31 16:10:13
キレイでかわいらしい🌼まさにアリエッティの庭ですね🎵(すでにネコエッティがいますが✨)
アイビーがあるのでますますイメージが重なりますが、キンレンカなどもアリエッティの世界っぽいよな、なんて個人的には思っています🐻⤴✨
返信する
クリンさんへ。 (モウズイカ)
2023-07-31 16:41:53
コメントありがとうございます。
13年も前の旧ホームページ記事の復刻で恐縮です。
個人的には、まだ現役のサラリーマンで山には行かず、
ガーデニングに嵌まっていた当時の小さなエピソードでした。
シーズンになり、懐かしくなったので復刻してしまいました。
キンレンカも好いですね。
返信する

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