モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

月山本体の登りと下山時の眺め(2023年6月19日)

2023年07月03日 | 月山/姥沢口

(本頁は「初夏の月山稜線で見た花(2023年6月19日)」の続きです。)


今日の月山、上の方は雲が次々と湧き出し、すっかりガス山となりました。
そのため景色はさっぱり見えませんでした。

下山時、1688mピークから振り返り見た月山






牛首を過ぎると、いよいよ月山本体の登りとなります。

ここから先、雪は無くなり、岩がむき出しの登山道を歩きますが、
花は何も無し。

と思ったら、少しだけ咲き出しておりました。




コメバツガザクラ
 

                                          エゾツガザクラ

ミネズオウも咲き出したばかり。




ミネザクラ



ミヤマキンバイ



ハクサンイチゲ



スゲの一種



月山本体の上りはしんどかったです
(今日、初っ端の姥ヶ岳急斜面で私を追い抜いて行った
元気なご老人は牛首で脱落されました)。

今回は、コースタイムの1.5倍くらいかかったでしょうか。
脚力の衰えを痛感しました。
それでもなんとか山頂台地に到着しました。
山頂台地の石碑には松尾芭蕉の句「雲の峰 幾つ崩れて 月の山」が刻まれているようです。

山頂台地の石碑
 

                                           ミヤマキンバイ


月山山頂



今回、山頂まで来たのは、ひとえにクロユリの花を見たかったからです。

しかし残念。今回はまだ蕾でした。

今年は春は季節の進行ペースが十日から半月くらい速かったので、
クロユリも咲いているかも・・・
と思ったのですが、いつの間にか、例年のペースに戻っておりました。

ミヤマクロユリの蕾
 
                                     こちらは一昨年6月30日に見た開花株。

ガスの中で握り飯を食べていたら、
一瞬ですが、雲が取れ、朝日連峰が見えました。

クロユリの花は見られませんでしたが、こちらはえがった。えがった。







通常、登山レポートは山頂で終了し、

下山のエピソードは語らないものです。
しかし今日は金姥まで下りたら、急にガスが晴れて来て、景色が見えて来ました。
そのため、金姥近くの1688mピークより下に関し、少しだけ報告させて頂きます。

下山時、1688mピークから振り返り見た月山



山形盆地と奥羽山系を望む。
奥の山は左が雁戸山、右が蔵王山でしょうか。




1688mピークから姥ヶ岳を望む。




姥ヶ岳から朝日連峰を眺める。




姥ヶ岳からリフト駅を見下ろす。
この斜面はスノーボーダーがいっぱいでした。




朝日連峰を眺めながらリフトを降ります。




姥沢駐車場からまた月山を。
これが今日見た最後の月山となりました(この後、また雲に包まれました)。




帰り道、庄内平野北部に聳える鳥海山には、山頂部にだけ雲が引っかかっていましたが、
高速を走り、酒田を過ぎたら、それが取れました。
遊佐町藤崎付近から見た姿です。




次に登るのは鳥海山になりますかな。

以上。


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