ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

ほうれん草の視察研修

2012-06-27 | 旅行

昨日は毎年1回農協のほうれん草部会で行っている、視察研修でした。今回の行き先は滝川方面。

農協の担当者も含めて参加者は13名で、朝7時に出発しました 最初の訪問地は江別市にある

村井農場さんです。

こちらの農場主の村井氏はもともと農業試験場で働いていた方で、13年ほど前に定年退職した後に

この場所で農場を始めました。ペーパーポットを使った苗の移植栽培に力を入れていて、色々と研究

されています。いま手に持っているのは馬鈴薯用のペーパーポットです・・・ジャガイモをポットに入れて

苗を立てるやり方は珍しいですが、どの作物も苗を作るまでに手間をかけて移植してやるほうが、結果

的に品質が良いものができ収量を期待できると力説していました。

こちらは我が家でも去年から使い始めたカボチャのペーパーポット苗です

玉ねぎももちろんペーパーポットですヨ~。10センチ間隔にすごくきれいに植わさってました。

ミセスファーマーが今回一番興味を持ったのが、加工用トマトの無支柱栽培でした。トマトの苗を

マルチを引いたところに植え付けて、あとはそのまま脇芽も取らないで生やしておくそうです。

こんな栽培方法があること自体知らなかったけど、これはちょっと面白そう 収穫したトマトは

大きさが不揃いでも調理用だから気にならないということで、直売所でよく売れるらしいです。

来年作ってみようかな~~

ハウスの中でも・・・

次の目的地は滝川なので、お昼に向けて一路滝川に本店がある、かの有名な『松尾ジンギスカン』

へ向かいました。

去年の視察研修でもお昼はジンギスカンでしたね・・・これも恒例になりつつあるのかな ただ今年は

この後にもう1ヶ所研修目的の訪問先があったので、ランチビールは全員お預けでした

午後からは滝川市にある“北海道立総合研究機構 花・野菜技術センター”へ。広大な敷地の中で

様々な作物の品種開発や栽培法の改善の研究などのほか、新規就農希望者への技術研修も行って

います。

とにかく広いのなんのって・・・旭川方面の気温はこの夏一番の29度という暑さの中、駐車場から

各ハウスや畑までは一般車両の立入り禁止区域になるため徒歩で行かなければならなかったので、

移動はかなりきつかったです ちなみに研究員の方などは自転車で動いていましたネ~

駐車場から歩くこと約10分でようやくほうれん草のハウスに到着

ここでは土に入った肥料の質や量によって、ほうれん草の生育にどのように影響があるのかを

比較していました。これによると、去年我が家のほうれん草が時々立ち枯れしたりしていたのは、

連作障害というより堆肥の入れすぎだった可能性があることが分かりました勉強になるなぁ。

真夏の炎天下でさんざん歩いて体が熱くなってしまったから、帰り道にはみんなで砂川の『北菓楼』

本店に寄ってアイスクリームを食べようということになりました。毎年雨竜へ行った帰りに寄るけど、

カフェコーナーで休憩するのは初めてです ソフトクリームもいいけれど、今回は他の人も注文して

いた“チョコレートパフェ”を食べてみました。暑さ疲れも吹き飛ぶ美味しさでしたヨ~

今回は往復500キロを越える距離の移動で、最後に夕食を食べることができたのが夜7時を回って

いたほど長時間の研修旅行でしたが、こうして部会の人たちと年に一度集まって、お互いに顔を見る

ことでまた一年頑張ろうという気持ちになれるのです 明日から収穫作業も頑張らなきゃね~

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コメント (2)
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