ミセスファーマーの『農家の嫁日記』

東京から北海道の農家に嫁いで13年目になりました。
今年のテーマは「頑張らない」。ぼちぼちとマイペースにやりますヨ☆

収穫作業おわり

2017-09-04 | 農作業

7月下旬からほぼ毎朝早起きして収穫作業をしていたとうきびも、ついに今日が最終日です。

最後の品種「恵味ゴールド」は糖度がひときわ高く、今年試食した中で一番高かったものは

19度を超えるものもありました。 ただ、再三に渡りキツネやカラスやその他の生き物達に

食い荒らされていたので、この1週間は無傷のものを見つけるのが大変で一日に収穫できた

数は平均してたったの20~30本です。800株以上植え付けしたはずの畑から収穫して商品

として出せた数は188本だけでした。しかも彼らは実入りが良くなった2番穂まできれいに

さらって行ってしまったので、今日最後の収穫をしたけれどこの一輪車にやっと1台分という

量にしかならずガッカリ。今年は冷凍保存分すらほとんど残っていません。

太郎にとって早朝のとうきびもぎは毎朝のお楽しみで、傷ついたものを拾ってはお気に入りの

場所まで持って行き、ムシャムシャと食べていました。それも今日で食べ納めだね。

カボチャも足掛け5日かけてようやく収穫が終わりました。収穫が終ったらさっそくロータリーをかけて

きれいにすき込みました。

とうきび畑のあった場所もスッキリ これでもうカラスもキツネも餌がなくなり寄り付かなくなる

ことでしょう。

収穫したカボチャはいつものように倉庫に並べて、出荷まで約1週間ほどキュアリングします。

今年は義父がずっと一人でこのカボチャの山と格闘してくれているので、ミセスファーマー達は

ほうれん草の収穫作業に戻ることができます。カボチャ積みは収穫同様に大変な作業なのに、

それを全部やってもらって本当に感謝です。今日はお疲れさん会で回転寿司にでも行こうと

話していたのですが・・・信じられない出来事があり、計画はひとまずキャンセルになりました。

自治会の婦人部で中心的に活動していた方が今朝、急逝されたのです。まだ65歳という

若さで、朝食後に突然倒れてそのままお亡くなりになりました。ほんの1週間前のお祭りでは

一緒に買出しに行ったり準備をしたり、楽しく焼き肉をしたり、お孫さんと遊んだりしてとても

元気だったのに・・・今度婦人部で旅行に行く計画を立てようとも話していて、最後に駐車場で

「お疲れさま~」と手を振りあって・・・それがまさか永遠のお別れになるとは誰が予想した

でしょう。皆が第一報に耳を疑い、仮通夜の席で涙し、いまだに現実のことと受け止められない

状態です。明日のお通夜と明後日の告別式は自治会全体でお手伝いすることになりました。

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