キャブレターメンテナンス

知り合いの爺さんに直してもらったキャブレター。確かにガソリンは漏らなくなったがフロートを調整して油面を下げただけだから車体を真っ直ぐにしていれば継ぎ目から漏れないだけのことであって、車体を斜めにすれば漏れる。本質的な解決になっていないし油面が低いからエンジンのかかりが悪い。

注文していたパッキンが届いたので今日初めて一人でキャブの分解洗浄組み立てをやってみた。外すだけでも簡単ではない。力の要る知恵の輪って感じ。外してしまえば後は丁寧に洗浄する。ガソリンはピンクのゼリーのようになってパッキンの隙間にこびりついているのでキャブクリーナースプレーで吹いて歯ブラシで磨き取って新しいパッキンに交換。小さな穴もスプレーを吹く。ウエスで綺麗に拭く。フロートを正規あたりに直し組み立てる。
ピストン・シリンダー側のゴム部分（インシュレーター）にシリコンスプレーを吹くとキャブがスムースに取り付けられる。

ガソリン漏れの原因の一つにＣＲＣ５５６をキャブに吹き付けたことが考えられる。あれはゴムをいためる。

エンジンをかけたらキック3回でかかった。走ってみた。１ｋｍ先で回転が下がらなくなってしまった。バイクを押したり、電話で聞いたり、いじってみたりしたが直らず、しかたなく名義変更と自賠責をお願いしたバイク屋にバイクをだましだまし乗っていって見て貰ったら１０秒で解決。アイドリングの上げすぎだった。プロと素人の差は大きい。

だが自分で直して仕組みを知っているバイクに乗る充実感も良い。