machaの浅学妄想

今、感じたことや想うことを書いておく。

叔父の葬儀

2009-12-07 | Weblog
昨日、叔父の葬儀に行ってきた。スキー場での事故による不慮の死であった。
200人近くが参列していた。お通夜はそれ以上だったそうだ。

参列者のほとんどが登山やスキーの友人ばかりで、仕事や利害関係の人はいない。沢山の人を面倒見てきたから、感謝の気持ちで沢山の人が集まった。

葬儀の後の会食の席では私は見ず知らずの人達と一人同席したのだが、皆、気を使う必要の無い良い人ばかりだった。叔父の人生は良い人生だったんだなと思う。

叔父は若い頃は谷川岳などで岩登りばかりして家に帰らなかった。親から山に電報が来たほどだ。友人が転落して死んだこともあって岩登りを止めてスキーに転向した。中途で始めたスキーでも国体で優勝するほどになり、70才を超えてもトップレベルで競技に参加して、あと十年は競技生活が出来たと言われるほどの壮健さであった。火葬場の骨拾いの係員が言うことには骨が大きくしっかりしていて40歳の骨だそうだ。

山で死ぬからと親に反対されて替わりに始めたスキー。何十年経って今度はスキーの事故で死んでしまった。山や雪が死ぬほど好きだった叔父。運命なんだろう。