今朝の新聞にアメリカ国務省が世界198カ国・地域における昨年7~12月の信教の自由に関する報告書を発表し、中国におけるチベット自治区での弾圧について強く批判したと載っていた。しかし、日本で今も信教の自由への重大な侵害が続いていると言う国務省の指摘の報告部分については報道がされていない。
ある特定の宗教の信者を「捕まえて、閉じ込めて、専門家が強制的に説得して、改宗するまで開放しない」ということが行われている。
その宗教が統一教会やエホバの証人と聞けば、日本人はマインドコントロールされてキチガイのようになった新興宗教の信者だからしょうがない、親の気持ちが理解できると考える人が大半だと思う。が、アメリカから見るとこれは重大な信教の自由の侵害なのだ。日本国憲法から照らしてもそうなのだ。
正しくない宗教を信ずることは許されないのか。正しい宗教とは何か。親に心配をかけてはいけないのか。世間体の悪い宗教はいけないのか。
信教の自由とは何なのか。自分が正しいと信ずる事を信じてはいけないのか。以下は報告書の日本に関する一部分の和訳。
何年もの間、ディプログラマーが家族のメンバーと協力し、統一教会のメンバー、エホバの証人のメンバーを拉致しているという報告が上がっている。1990年代以降、報告された事件の数は、著しく減少している。統一教会は、この報告期間中に、6名が拉致され、うち2名は、報告期間最後の時点で監禁されたままであると報告した。一人は、警察が両親を尋問したあと解放されたと報告された。これらの報告は独自に確認出来なかったが、あるNGO(非政府組織)は、統一教会が、これらの報告を誇張し、捏造していると非難している。家族と専門のディプログラマーにより、自らの意思に反して12年以上にわたり拘束されていたとする統一教会の成人メンバーが、2008年に解放された。検察は、証拠不十分として、不起訴とした。10月6日には、検察審査会が「不起訴相当」の判断を下した。
ある特定の宗教の信者を「捕まえて、閉じ込めて、専門家が強制的に説得して、改宗するまで開放しない」ということが行われている。
その宗教が統一教会やエホバの証人と聞けば、日本人はマインドコントロールされてキチガイのようになった新興宗教の信者だからしょうがない、親の気持ちが理解できると考える人が大半だと思う。が、アメリカから見るとこれは重大な信教の自由の侵害なのだ。日本国憲法から照らしてもそうなのだ。
正しくない宗教を信ずることは許されないのか。正しい宗教とは何か。親に心配をかけてはいけないのか。世間体の悪い宗教はいけないのか。
信教の自由とは何なのか。自分が正しいと信ずる事を信じてはいけないのか。以下は報告書の日本に関する一部分の和訳。
何年もの間、ディプログラマーが家族のメンバーと協力し、統一教会のメンバー、エホバの証人のメンバーを拉致しているという報告が上がっている。1990年代以降、報告された事件の数は、著しく減少している。統一教会は、この報告期間中に、6名が拉致され、うち2名は、報告期間最後の時点で監禁されたままであると報告した。一人は、警察が両親を尋問したあと解放されたと報告された。これらの報告は独自に確認出来なかったが、あるNGO(非政府組織)は、統一教会が、これらの報告を誇張し、捏造していると非難している。家族と専門のディプログラマーにより、自らの意思に反して12年以上にわたり拘束されていたとする統一教会の成人メンバーが、2008年に解放された。検察は、証拠不十分として、不起訴とした。10月6日には、検察審査会が「不起訴相当」の判断を下した。