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ある日カッパ姉ちゃんとカメラおじさんの家に一匹の子犬がやってきた。
日々のうつろいの発見と冒険を胸に生きていこう!

チェブラーシカ

2008年08月11日 | 映画・演劇
以前ご紹介した「ミトン」というパペット・アニメをご記憶でしょうか?
あの作品を生み出したロマン・カチャーノフ監督が、1969~1983年に
かけて監督した「チェブラーシカ」の短編四作が、この夏渋谷で
リバイバル上映されています。
小さな木箱に閉じ込められ、遠い南の国からやって来た、正体不明の
生き物・チェブラーシカ。
動物園にも受け入れを拒否され、電話ボックスで寂しく暮らしていましたが、
動物園で働くワニ・ゲーナと知り合い、友達になります。二人は友達が
欲しい人たちの為の家を建てたり、遊び場が無い子供たちの為に広場を
作ったりして、周囲にささやかな幸せを運びます。
主人公・チェブラーシカの純粋であどけない言動が実に可愛い。
心優しいワニさんもいい味を出してます。
それに対して、登場する人間の大人たちの態度が冷淡で無責任なのは、
当時まだ共産圏だったロシア特有の風刺なのかなぁと思います。
ストーリーがとても単純な上、テンポがかなりゆっくりなので、
見ていてちょっと退屈する感は否めませんが、哀愁漂う音楽やレトロ
な人形たちの動きは、好きな人にはたまらないかも。今のパペット・
アニメには無い独特の雰囲気です。
渋谷のシネマ・アンジェリカにて8月29日まで公開中です。



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