農水省の消費安全局の4月21日付けプレスリリースによると、宮崎県では昨日発表された農場の他に口蹄疫の発生が疑われるさらに2農場が現れた。2例目は、1例目の農場の南東約3kmのところに位置する農場、3例目は2例目より400m離れた農場である。共に児湯郡川南町である。宮崎県は2例目、3例目の農場に対して、1例目の農場と同様、感染の拡大防止のため全頭の殺処分を行うとのことである。
ところで、1例目は繁殖牛農家(繁殖牛9頭,育成牛3頭,仔牛4頭の計16頭)であったが、2例目は酪農・肉用牛の複合経営農場(搾乳牛26頭、乳牛育成牛7頭、交雑種(F1)肥育牛14頭の計65頭)、3例目は肉用牛肥育農場(和牛83頭、交雑種(F1)35頭の計118頭)である。1~3例のいずれも経営内容や規模が異なっている。これら3農場の疫学的な接点は何であろうか。その究明ができれば感染経路が解明できるかもしれない。