熊野町を歩いてみた。
知らないまちを歩いてみたくなるのである、
「ああ、クセになってんだ、歩くの」
歩く、これには少しの腹ごなしの運動も兼ねている。
へえ、ゆるぎ岩。町指定重要文化財。
歩いてみようか。
ゆるぎ岩があって、そのまわりにゆるぎ観音っていうのがあるらしい。
あ、近いじゃん。
あ、あれかな?
と思ったらそれは仁王様が山の入り口に御立ちになられている様子。
観音かと思ったら仁王!そんなことってある!?
このびっくりの勢いを利用して、登ってやれと思いました。
上りゆく。
あ、膝が痛い。
近日に行ったジョギングでムシマルの右膝は体重がかかるとぴきぴき痛いのだ。
・・・・・・・まあいいか、膝は普段そんなに使っていないのだ。
まだニードロップを人生で誰にも使っていないくらい使い惜しんでいる。
こんな時くらい働いてもらわんとな。
旅先でふらふらと散策するときぐらいは耐えてほしい。
「火の用心 ゆるぎ観音 みてござる」。健康への道百選。
どういうこと?これどういうこと?
訳が分からず進む。
ざくざく。
杉が、直立。分け入っている感が出てきた。
お堂があった。
あれは、顔?
不思議。
お堂を抜ける。
まだ終わらない。道は続いている。
とりあえずどこかきっかりした到達点まで行ってみたいなと考える。
設定ゴール:どこかわかりやすい場所・区切り。
それで、そう決めたら山道を行く。手にはお茶ペットボトル。
ときおり飲む。
小さな橋、橋っていう言い方でいいのか?
「かくれみの」
何がなのかなんてムシマルに聞かないでほしい。
誰にだって不得手なことはある、ムシマルの場合説明とか。
おお、山の深いところにも道があって、どこかに通じているのってなんかすごいですな。
神様は世界のデティールまで設定してくださっているみたいな。
山、どんどん。
?人がいる。
シャツに作業着みたいな気軽な感じ。
「山を登りに来よってですか」はー声をかけてくださる。
「は、はい」とムシマル。
「気をつけてくださいね、イノシシが出ますから」いのしし?
「早めに山を下りたら大丈夫ですけれど、暗くなったら危険です
間違いなくこの山にはいます」
ええ!まちがいないの?当確?
「それでは私も帰ります、気をつけて」
ああ、去っていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・親切だけど不安なフラグを残す、RPGのイベント用村人みたいな出会いだったな。
早めに行って早めに帰ろう。
赤穂峠までの案内がある、峠まで行こうか。
すっさすっさ。
あ、なんぞこれ。
デカい、でかい岩だ。
ゆるゆると伝説の巨人が持ち運んだみたいに異物感のあるデカさ。
ほかにはサイズのでかい岩がないので、なんだか不思議。
これは、ゆるぎ岩ではない・・・・・・
びょうぶ岩でした。
ゆるぎ岩は迷って見つけられませんでした。
赤穂峠到着・・・・・・・・・・・・ってああ、峠って別段山頂とか景勝地でなくて、道と未知のまじわるところか。
あっちはバス停、こっちは城山とか。
お城があったんでしょうか城山って?
しかし、しかしな。ムシマルはもうイノシシが怖いから帰るぜ!
心の岐路帰路。
下りの方が、膝に響く。
でも明るいしなんやらの葉っぱややわらかい土があって、そんなにイヤではない。
葉っぱふみふみ五月を行く。
あ、うっすら町が見える。
こんな感じ。
見える世界だけでの判断ですが、和らいでいる穏やかワールド。
観音。
では、歩き疲れた気もしますが頑張ります。
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