ネットで「桟橋 オムライス」と検索したら一番に出てくるお店。
『ブイヤベース』。
・・・・ブイヤベースって、スペインかどっかのご飯料理出なかったっけ?うろ覚え魚介ピラフみたいな感じでは・・・
店名からして、そこの名物はブイヤベースな気がする。
違うらしい。
オムライス、らしい。
えー、ほんとにオムライスでござるかぁ?オムライス風のブイヤベースなのでは?
そんな期待と不安を胸に、行く。
オムライス♪オムライス♪
到着。
ああ!事前情報で知っていたが駐車場が少ない。
店前空きスペースに斜めに停める感じで2台、お店の横にも停めれるスペースあり。
一度停めたけど、そこはブイヤベースではなくクリーニングのスペースであった。間違えたのだ。
慌てる。お店駐車場はその時ふさがっていたのだ。
少し時を置いてまた来る。
時を進まそう。
よし駐車。
混んでる。
ご夫婦で営んでる老舗感がありあり、いや、あるのはレトロ感か。
電話機がピンクの電話だ。
窓際に招き猫の貯金箱だ。
『軍師のグルメ』風に言うと、この店、できる!名店の匂いがする。
「今混んでて時間が30分くらいかかるけれどいいですかすいませんー」
OK!
マンガがあるからね。
ジャンプサンデーマガジンヤンジャン、こち亀のコンビニ風単行本、何分でも待てる。
テレビでは『なんでも鑑定団』をやっている。
「オムライスください」
大盛りもできたんかな?
でもあとから来た人に「たくさんお待ちいただくから」「今日は何でか多くてねー」と言われてらっしゃる。
なんかレギュラーと違うの頼むの忍びないかも。
で、お安い。
オムライス550円。
チキンライスとオムライスが同額550円。
スパゲティ500円。昭和お値段で頑張ってらっしゃる。
(ブイヤベース料理がない・・・だと)
カツカレーで700円。
これも安い。
学食クラスだ。
隣の方はチャーハン食べている。チャーハンいいなあ。
食後のコーヒー+200円なんですが、カウンターにコーヒー用のフラスコが見える。
いいなあ喫茶店の古き良きキングだ。
到着。
古き良き王の忠実なふるきよき騎士のようなオムライス。
昭和風の、薄焼き玉子くるりんとしたオムライス。
・・・・美しい。
ラグビーボールのような、風に負けないシャープな姿。
月と太陽をモチーフしたかのような黄色と赤で彩られた世界。
(太陽とシスコムーンだ・・・・シスコムーンの意味を分からずに20年)
で、量も結構ある。
くるんでいるから気づかなかったが、領域展開すればそれなりのボリューム。
(大盛りにしたら、端倪すべからざるものがくるかもな・・・)
よし、サラダをいただく。
サラダ美味しい。
ドレッシングが黄色っぽい(見たままを見たまま言うというテクニック)、うんうん。
そしてオムライスに潜入。
その一匙はいともたやすく行われる。
はらりとめくれた・・・字義の通り、薄布をめくり取るようにして露出したライスは、
想像していたようなノーマルなチキンライスのピンクオレンジ色をしていなかった。
(そう、それよりもよく炒まった玉ねぎの色が移ったような茶色をしている)
もぐぅ!
むっちゃうまい世界に住むめっちゃうまい妖精のいたずらみたいに旨い。
ケチャップも、これ市販のやつよりトマト味が濃い気がする。
中のチキンライスがケチャップケチャップしてないからオム上かけのケチャップでトマト感バランスを取っているっていうのか。
中のチキンライスは玉ねぎ人参肉(豚肉?)を含み、塩コショーの味付けも効いている。
いくらでも食べられる・・・・は言い過ぎだけど、3オムライス行けそう。
薄焼き玉子が実に上品。
これで550円は安い・・・そりゃ常連も並ぶよ。
高知が誇る昭和風オムライスの名門。
次来たときは、ほかのメニューも気になるけれどオムライスにまた行きそうで恐い。中毒性があるぞここのO(オムライス)は。
550円お支払い。等価交換の原則を超えたか超えないか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます