ムシマルの高知うろうろグルメReturn~広島想い出も添えて~

2020年4月こちらのブログに一本化します。
高知も広島も記事あってややこしいですが、慣れると良いかもです。

高知市『福井食堂』であれにあれをかけあわせたものをさらに増量してもらう。

2020年10月04日 10時07分34秒 | 高知のイタリアンフレンチ等洋食

「福井食堂」さんの情報は前から手にしていて、

それは『伊中麺』っていうパスタとラーメンのハイブリッドである変わり種があるって情報でした。

 

(「ちゅうにち」ていうラーメンとうどんとのハイブリットご当地グルメといい、ラーメン×○○のクロスが好きな県かもしれん)

で、迷って到着。

 

細い道だから、あんまりこの辺を車で来たことないのでした。

(ああ、うわさに聞く『お茶deちっちょ』さんもこの通りにあった)

通り抜けると福井のサニーマート近くまで行けるのか。

 

駐車場を無事発見、お店西側の駐車場のうち、1番と13番が福井食堂さんのそれにあたるっぽい(不正確な情報ですが、少なくとも来訪時にはそこは福井食堂さんスペースでした)。

バックで切り返しするの、わりとドキドキする。

道は細いけれど車の往来頻度が高めで(高知県庁から直線距離でいうと6kmないかもしれないくらいの好立地ではある)、はみだし時注意。

 

無事に駐車。


福井食堂

高知県高知市福井東町2-34 

営業時間  平日11:00~14:00(L.O.13:45)

定休日 土、日、祝 

http://Instagram.com/ky04ky04/


よし入店。

お店は新店なのに店構え。昭和のお店っぽい飾り気のなさ。

(改めて「町名」+「食堂」っていうシンプル界の獅子心王みたいなネーミング・・・・まっすぐだ)

眩しいくらいだ、眼に目に沁みらあ。

 

入店ドアにメニュー張り出してくれてるの、助かる。

心の準備とかいろいろできる。

 

改めるに、(予習はしていたのだが)「汁なし伊中麺」と「伊中麺」がある。

スープパスタとパスタの違いって感じなのか、そこは決めずに入ってみようか。

 

ファーストインプレッション意中の本命は「伊中麺」600円。

 

頼もう。ガラガラガラガラ。

 

【コロナ対策】2020年9月時点

・アルコール消毒(店主さんの声かけあり)

・カウンターに隣席とのアクリルっぽい仕切りあり。

中はオシャレにまとまっている。

音楽もかかっていた気がする、安室奈美恵っぽいやつだった気がする。

 

雑誌はほっとこうちなどが何冊か。

ほっとこうちさんはすでに取材済み。

 

カウンター椅子に腰かけて、さて注文フェイズまで行きましたよ。

店主さんが説明をしてくれる。

聞きながら(あーセットもいいなあ)夢想。

麺とミニ炒飯が900円。一挙両得、半チャンセット好きのムシマルにはもはやムシマルホイホイ。

 

「(以下略)メニューには載ってないんですが、チャーハンに餡かけをかけるっていうのが750円でできます」

!!!

 

メニューニノッテナイ!

裏メニュー感がある!

実際は常連に特別ってわけでもなく(なんせムシマルは一見さんだ、紹介状も持ってない)紙メニュー作成後にできた一品とかそんな感じなんであろうが、興味が汲めども尽きぬ大海のよう。

※後日、メニューができたようです。

 

「じゃあそれの『増量』を!」

説明しよう!増量とはごはん系を+50円で3割増くらいにしてくれるらしい。

これはツイッターで予習したんです。

 

待つ。

 

来た。

完成品を、手で受け取る。何らかの授与。

何らかとは、食べ物でした。好物ポテンシャルを多分に秘めています。

 

姿!

うん、大盛ってくれている。

餡かけはあのよくイメージする蜂蜜のような黄金色のとろみではなく、むしろプラチナ白金の加減。

 

サイドから。

ただの餡だけでなく、カニカマっぽいもの、きくらげ・グリーンピース・コーン等がちりばめられて紅ショウガがふぁさーと頂点に陣取ってくれている。

 

どーれ、ぱく。

餡かけは塩気がある、そして美味しい。

 

あったほうが世界に正しい大活躍の餡。

 

載ってる具が、ことごとく仕事している。

働きアリばかりのオフィス。

 

 

チャーハンの素体を食べると、あ、どこか洋風の後味。

コンソメとかバターとか、なんかたぶん馴染みのある洋物が入っているのではないか。

もしくは雰囲気にのまれたムシマルが幻味を感じるだけで、存在しないか。

 

印象ならムシマルも気軽にいえて、軽くてふわっとしてオイシイ。

 

で、特に紅しょうがの仕事っぷりは、「私失敗しませんから」のXさんクラス。

キュッと搾り取られるようにチャーハンが夢から覚める。

 

グリーンピースとか、ムシマルはシュウマイやらには割とわりとなくてもいいと思う派はですが、

この炒飯にはあるといい。

 

空想の中にある現実感のアクセント、

 

あれ、ムシマルの書きぶり、チャーハンをまるで幻想の産物のように扱っている。

でもそうなんだ。

 

某ブロガーさんが、「ストレートでも全部微妙に変化する、というメジャーリーグの投手が放る球のように、それぞれの料理で微妙に曲げてくる感じが面白い!(笑)」って書かれていたが、その通り!

 

ナチュラルに回転を加える才能、それがご主人にはあるかもしれない。

三蔵法師みたいにまれなお方かもしれない、面白い。

こういう消せない特性は伸ばす方向でぜひぜひ。

あと餡かけの中でまだネギの風味が生きている!

 

餡かけナイズもされて、口内にかっこみたい情動があるが、それを抑えて上品に食べる。

云ういうてもムシマルにできる限りの上品さだ。たかが知れている。

 

たまごが柔らかな感触を残してムシマルの口の中でほどけきる。

合掌・・・・。

餡かけとチャーハン、それぞれ単品でも優秀なのは疑いねえ、

かけ合わせると、いつまでも食べ飽きないインフィニティであった。

 

この世界にあるものじゃこの心、満たせないムシマルであったが、これはこの餡かけはありがたい。

程よい心地よさ。

心を満たすかどうかはわからない、この世のものでない認定に逆説的になってしまうから。

でも心許せる炒飯です!

800円、よかった。

 

 

 

 

 

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