三次ワイナリーから徒歩5分強。
近いっていうのはずいぶんなメリット。
満月の日には営業時間が伸びるっていうなんかメルヘンな少し不思議な美術館。
歩いて。橋を渡って。
常設展と特別展があり、
常設展・・・・奥田元宋さんと小由女さんの作品展示。
ご夫婦で芸術家。
旦那さんは日本画家で、奥さんは人形づくり。
全然存じ上げてないまま行った割に、面白かった。
元宋さんの絵は木々と月と静かな水面のモチーフが好きなように感じられて、それがとても静かな感じでした。
普通のカンバスだけでなく屏風にも描いたりされて、意欲的だな元宋さんと思いました。
紅白2枚対になる大きな絵は見ごたえがありました。
人形作家な奥さんのほうは、かわいさに得体のしれなさがちょっとあるみたいな独特さ。
人形って布製というかそういうものかと思っていたら、陶器みたいな素材でした。
陶器で服の布感出されていて、それはすごいなあというど素人の感想。
で、特別展なんですが。
同美術館HP http://www.genso-sayume.jp/kikaku/index.htmlより。
写真撮ってもOKですよ、ということでした。
あ、面白い!
真白な冊子にムービーな物語を映し出す仕組み。
なんていうか感心です。
本を動かすと、映像場面も違うシーンが。
画像自体は昔のドラクエ風というかRPGっぽいドット絵。
こっちは、なんというか言葉で説明しづらい感じ。
半身を映すと左側がうにょーーんとなる。ほら言葉で説明できない。
これはお子様大喜びの作品でした。
スクリーンにいろんなボールが出ていて、そこに自分の影が映し出されるんですが、
投影された自分はそのボールを弾ませられるというか。
自分が動く→スクリーンの影も動く→影がスクリーンのボールにぶつかる→ボールが本当にぶつかったみたいに弾んでいく。
自分の体を使ってピンボールゲームをしているみたいだといえば伝わる、伝わらないか。
ともかく、どこかのお子様がおふたり一心不乱にゲームされており遊んでみたいくらいの子供心はあるけれどお子様をかき分けるほどの大人げなさはない。
子供の後ろでちょっとだけ遊ぶ。
ひらひらと舞う羽根。
こう、風とか浮力とかいろいろ計算されたのであろう羽根が、ちょうどよくクルクル回っている。
下から光を照らしだされて。
ドレスを身にまとって踊っているクリオネみたいに見える。見えないか。
星形を置いた場所で音が変わるマシン。
クッションを投げ込むとヴァッサー!ってなる何か。
名前をちゃんと言えない。この世にちゃんと名前のない不思議なものな気がする。
思ったよりも楽しかった。
1,000円(割引で900円で済んだ)で1時間くらいをうろうろ過ごした計算になる。
歩く。と。
虹!
レインボっちゃうとはね。
さっきからずっと出ている虹だからまだ見てるのは私だけかも (篠田算)
虹を見た もっと見ようと思ったら消えていたけど二人で見てた (枡野浩一)
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