小学校6年生の時に書いた読書感想文です。
「ひめゆり部隊のさいご」を読んで
私がこの本を読むきっかけになったのは、母が五月ごろに沖縄に旅行して、戦争というものは
とてもおそろしいものだと、聞いて読んでみることにした。
戦争、戦争ってなんだろう。多くの女学生の命をうばった戦争って。今の世の中から見れば、
みにくいけんかにちがいないのに。
ひめゆりの塔に眠っている女学生が、お国のために、戦争に勝つために苦しい一生であったことを知り
こう思った。女学生、兵隊さん、くうしゅうにあった国民の人達に何のつみがあるのだろうか。
一生に一度の青春時代も楽しめなかった女学生。いっしょうけんめい、兵隊さんのかいほうをし、
なぐさめ続け、ついには手りゅうだんで自殺をしなければならなくなるなんて。お国のために
お国のためにと戦って、女学生は何をえたことであろうか。
今の若者たちに、死ぬつもりで戦争に行く勇気があるだろうか。
手りゅうだんをもってむかっていくだろうか。
でも、女学生さん達は、かいほうしたり命の限り働くことによって、誰にもわからない
精いっぱいのすばらしい人生を送ったのではないかと。
女学生達の魂は、どこにいきているのだろう。きっと靖国神社に、ひめゆりの塔に、
そしてまた、平和に、何の心配もなく暮らしている、私達の心に生きているのだろう。
女学生のおかげで、私たちは、戦争もなく平和に暮らして生きていけるのだから。
本当に私は、めぐまれている。戦争もない時代に生まれ、親、兄妹と、何の心配もなく、
生活しているのだ。
今の生活のゆたかさを、少しでもよいから分けてあげたい。
何をいっても、わたしは、戦争を知らない。やはり戦争のおそろしさは、いくら話を
聞いたり、本を読んだりしても、わからないのではないだろうか。実さいに、自分のはだで
うけてみた人達にしかわかるものではないのだろう。
そして、今、自分の幸せについて考えるようになった。幸せ、幸せとは、戦いがあっては
死者が出てからでは、どのような苦労をしても、世界中探しまわっても、ほんとうには
めぐりあえないのかもしれないと。
ああ、心から願う。女学生さん、やすらかに、今こそ安心して眠ってくださいと
またひとつ、心に中に、とっても大事な、ほう石、いやそれよりも、金では買えない
高価なものが、流れ込んできたのが感じられる。
なんとも拙い文章で、お恥ずかしい限りですが、「文章力は才能によるところが大きい」と
いう話は本当ですね~このころから、ちっとも文章力が伸びてません。
それはさておき、この作文を書いてから、すでに45年も経っているわけですが
今ここへきて、戦後の平和にどっぷりつかっていたお花畑の私も、日本人の一人として
現実を見据えて、これからの日本をどう守るか、平和をどう維持するかという切実な課題があります。
時々、我が家に泊まりにくる国際NGO勤務の大親友は、世界の紛争地で働いていて、
「戦争は終わらない」という世界の悲惨な現状を聴くたびに、私は自分の無知を知り、
「日本だけは大丈夫~~」と思っている、自分の考えの甘さに気づかされます。
私がチベットのことを知ったのは、16年ほど前で、当時、拷問を受けたチベット人の
話を伝え聞いていましたが、日本のメディアで報道されるようになったのは、つい最近ですよね。
私たちは、世界のことを知らなさすぎる気がします。
自分だけ良ければいいと思っているわけではなくても、無関心ではありたくないですよね~。
志高き若者が、これからの日本をリードしてくれることを期待しています。
私の音楽活動も、ボーイスカウトの活動も、小さな小さな平和運動だと思っています。
まずは自分の周りを照らすのが、私たちの役目ですね。
ささやかな歌が、希望の光となりますように~~~!!
ではでは、長くなりましたが、この辺で~~。
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