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レコードプレーヤー減圧ドライブの実験 vol.6

2018-07-09 | レコードプレーヤー
『レコードプレーヤー減圧ドライブの実験 vol.5』の続きです。

フォノモーターの電源電圧を下げて減圧ドライブした場合の効果についてです。

減圧ドライブをしたときに音楽の『音質』の変化をテストしました。

ヴァイオリンの曲ではあまり変化を感じなかったのですが、

オーケストラの曲では低音に大きな変化がありました!

展覧会の絵 / ショルティ、シカゴ響



低音がよりダイナミックに出るようになったとか

ローエンドが1オクターブ下まで出るようになったというような派手な変化ではありません。

とても不思議なのですが、

比較的小さな音の低音が出る楽器が浮かび上がってくるような変化でした。

例えば、コントラバスはどちらかというと地味な旋律を弾いていますが

これが耳に入ってくるようになりました。

このとき、ある現象を思い出しました。

カーステレオのイコライザーを調整するとき、

停車している状態で調整を行い

走行した状態で音楽を再生すると

低音が思ったほど聴こえないということを経験されたことはないでしょうか?

この現象は以前このブログでも話題にしましたが

車は走行中には風切り音やロードノイズといった低音を主成分とした雑音が発生します。

人間はこのように一定の音圧で発生し続ける雑音があると

脳が『この雑音はなかったことにしよう!』と考え

その雑音の帯域を意識しないように補正をかけていると考えられています。

例えば電車の車内はそれほどうるさいとは感じませんが

もし、図書館で同レベルの雑音が発生したらとても大きな音に聴こえるでしょう。

深夜のテレビを見るときの音量はかなり小さいと思いますが

昼間はついボリュームを大きくしがちです。

脳はその環境で定常的に発生する雑音を

帯域ごとに分解して音量のゼロレベルをつくりだすように自動調節しているわけです。

この現象が関係しているかどうかは判りませんが

今回オーケストラのレコードで体験した現象はとても似た現象だったと思いました。

次回に続きます。





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