『半導体アンプで真空管の音を出す事はできるのか?? vol.7』の続きです。
真空管アンプと半導体アンプの素子以外の違いを考察し、
「真空管アンプの音がする半導体アンプ」が実現しないかを考えてみたいとおもいます。
前回は真空管アンプの回路で増幅素子だけを
半導体に置き換えて試聴を行いました。
音質は思った以上に良いことが確認できました。
この結果から、
真空管アンプの音質は2つの要素からできていると考えられます。
(1)増幅素子としての真空管の音質
(2)真空管アンプ特有のシンプルな回路
今回の実験で感じたのは(1)と(2)の割合が
(1):(2)=3:7 くらいのように思いました。
つまり、真空管アンプの音質は
たしかに増幅素子としての真空管の音もありますが
それ以上に真空管アンプ特有のシンプルな回路構成が貢献していると思われます。
現代のオーディオメーカーが発売しているオーディオ機器は
書類上のスペックを上げて音質の良さを表現しようとします。
「SN比は90dBより91dBの方が音が良い」とか
「パワーアンプの出力は50wより100wの方が音が良い」という考え方です。
そういった部分がない訳ではありませんが
それだけを追求するあまり、つまらない音になっているのではないでしょうか。
例えば、周波数特性という項目がありますが、
0Hz〜100KHzと1Hz〜100KHzでは回路構成は全く違うものになります。
0Hz〜100KHzのバッファーアンプではトランジスター最低でも4ケは必要ですが、
1Hz〜100KHzのバッファーアンプであればトランジスター1ヶでもOKです。
抵抗やコンデンサーに至っては
1Hz〜100KHzでは数個でできてしまいますが、
0Hz〜100KHzでは数十個も必要になってしまいます。
それだけ半田付けの箇所も増えることになります。
人間は20Hz〜20KHzしか聞こえないと言われていますので、
0Hz〜100KHzでも1 Hz〜100KHzでも
音質はたいして変わらないと思うのですが
営業部門から「0Hz〜100KHzでないと売れない」といわれてしまうと
音質を犠牲にしてスペックを上げるという
支離滅裂な設計にならざるを得ず、
その積み重ねが、スペックは良いけど、音質は良くないという
典型的な日本のオーディオ機器を作ってしまうのだと思います。
まぁ、雑誌からは音は聴こえてきませんので
スペックで勝負するのは仕方ないことですが。。。
次に増幅素子としての真空管の音質を考えてみたいと思います。
次回に続きます。
ログハウスの前で育てている朝顔第2弾です
≪お知らせ1≫
8月のイベントは『オーディオ居酒屋』です!
テーマはカセットテープ。思い出のカセットを持ってご参加ください。
日時:2019年8月10日 18:00~
場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996 ムジカ試聴室(ログハウス)
会費:500円(お酒と軽食がでます)
お申込みは8月5日までに 電話0584-51-6232または
お問い合わせフォームから。(お問い合わせ内容にオーディオ居酒屋申込とご記入ください)
≪お知らせ2≫
Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売します。
『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800
『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800
≪お知らせ3≫
お盆中の試聴室公開について
8月15日(木)~8月17日(土)10:00~12:00、13:00~16:00は試聴室公開が行われます。
上記の時間は担当者が交代で詰め、オーディオ機器の試聴とログハウス見学、アウトレット品や軍用時計の販売を行います。
名神高速・関ケ原ICから10分です。帰省の途中にお寄りいただければと思います。お待ちしています!
≪お知らせ4≫
50年前のシーメンスのフルレンジスピーカーが8月17日まで置いてあります。
価格は56000円(ペア・税込)です。ご興味のある方はぜひお越しください。
≪お知らせ5≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
8月
1日
10:00~12:00 × 8月1日~3日は出張になります
13:00~15:00 ×
15:00~17:00 ×
2日
10:00~12:00 ×
13:00~15:00 ×
15:00~17:00 ×
2日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。
×お電話(0584-51-6232)・お問い合わせフォームでお問い合わせください。
当社は土・日・祝日は休業ですが、試聴をご希望の方はお問い合わせフォームでご相談ください。
真空管アンプと半導体アンプの素子以外の違いを考察し、
「真空管アンプの音がする半導体アンプ」が実現しないかを考えてみたいとおもいます。
前回は真空管アンプの回路で増幅素子だけを
半導体に置き換えて試聴を行いました。
音質は思った以上に良いことが確認できました。
この結果から、
真空管アンプの音質は2つの要素からできていると考えられます。
(1)増幅素子としての真空管の音質
(2)真空管アンプ特有のシンプルな回路
今回の実験で感じたのは(1)と(2)の割合が
(1):(2)=3:7 くらいのように思いました。
つまり、真空管アンプの音質は
たしかに増幅素子としての真空管の音もありますが
それ以上に真空管アンプ特有のシンプルな回路構成が貢献していると思われます。
現代のオーディオメーカーが発売しているオーディオ機器は
書類上のスペックを上げて音質の良さを表現しようとします。
「SN比は90dBより91dBの方が音が良い」とか
「パワーアンプの出力は50wより100wの方が音が良い」という考え方です。
そういった部分がない訳ではありませんが
それだけを追求するあまり、つまらない音になっているのではないでしょうか。
例えば、周波数特性という項目がありますが、
0Hz〜100KHzと1Hz〜100KHzでは回路構成は全く違うものになります。
0Hz〜100KHzのバッファーアンプではトランジスター最低でも4ケは必要ですが、
1Hz〜100KHzのバッファーアンプであればトランジスター1ヶでもOKです。
抵抗やコンデンサーに至っては
1Hz〜100KHzでは数個でできてしまいますが、
0Hz〜100KHzでは数十個も必要になってしまいます。
それだけ半田付けの箇所も増えることになります。
人間は20Hz〜20KHzしか聞こえないと言われていますので、
0Hz〜100KHzでも1 Hz〜100KHzでも
音質はたいして変わらないと思うのですが
営業部門から「0Hz〜100KHzでないと売れない」といわれてしまうと
音質を犠牲にしてスペックを上げるという
支離滅裂な設計にならざるを得ず、
その積み重ねが、スペックは良いけど、音質は良くないという
典型的な日本のオーディオ機器を作ってしまうのだと思います。
まぁ、雑誌からは音は聴こえてきませんので
スペックで勝負するのは仕方ないことですが。。。
次に増幅素子としての真空管の音質を考えてみたいと思います。
次回に続きます。
ログハウスの前で育てている朝顔第2弾です
≪お知らせ1≫
8月のイベントは『オーディオ居酒屋』です!
テーマはカセットテープ。思い出のカセットを持ってご参加ください。
日時:2019年8月10日 18:00~
場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996 ムジカ試聴室(ログハウス)
会費:500円(お酒と軽食がでます)
お申込みは8月5日までに 電話0584-51-6232または
お問い合わせフォームから。(お問い合わせ内容にオーディオ居酒屋申込とご記入ください)
≪お知らせ2≫
Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売します。
『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800
『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800
≪お知らせ3≫
お盆中の試聴室公開について
8月15日(木)~8月17日(土)10:00~12:00、13:00~16:00は試聴室公開が行われます。
上記の時間は担当者が交代で詰め、オーディオ機器の試聴とログハウス見学、アウトレット品や軍用時計の販売を行います。
名神高速・関ケ原ICから10分です。帰省の途中にお寄りいただければと思います。お待ちしています!
≪お知らせ4≫
50年前のシーメンスのフルレンジスピーカーが8月17日まで置いてあります。
価格は56000円(ペア・税込)です。ご興味のある方はぜひお越しください。
≪お知らせ5≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
8月
1日
10:00~12:00 × 8月1日~3日は出張になります
13:00~15:00 ×
15:00~17:00 ×
2日
10:00~12:00 ×
13:00~15:00 ×
15:00~17:00 ×
2日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。
×お電話(0584-51-6232)・お問い合わせフォームでお問い合わせください。
当社は土・日・祝日は休業ですが、試聴をご希望の方はお問い合わせフォームでご相談ください。