『ピンケーブルとシールドとアース vol.9』の続きです。
欠点だらけのピンケーブルですが、なんとか使いこないしてみようという試みです。
外来ノイズを飛び込みにくくする
シールド部分に直流電圧を重畳させるピンケーブルの試聴をしました。
このケーブルのシールドは片側のみが交流的にグランド電位になり
直流的には+9vまたは-9vがかかっているものです。
まずはシールドにマイナス9ボルトの電位をかけた方を試聴します。
ケーブルを接続した部分、試聴盤は ピンケーブルとシールドとアース vol.6 と同じです。
シールドとマイナス極がコンデンサーを介して接続されている側を送り出し側(フォノアンプ側)にする使い方と
受け側(プリアンプ側)にする使い方がありますので、両方の試聴をしました。
We are the wold
≪送り出し側(フォノアンプ側)でシールドを落とした場合≫
最も大きな変化は奥行感が増したことでしょう。
センターに定位するヴォーカルが奥に行ったり、前に出てきたりと
とてもリアルです。
また、ヴォーカルはとても低歪に聴こえます。
綺麗な声です。
≪受け側(プリアンプ側)でシールドを落とした場合≫
細かな音の再現性は良く、しっかりとした低音が特徴です。
この音源では≪送り出し側(フォノアンプ側)でシールドを落とした場合≫の方が良かったです。
ロッシーニ序曲集 アバド/ロンドンフィル
≪送り出し側(フォノアンプ側)でシールドを落とした場合≫
落ち着いた音です。
左右の広がりは大きく、大音量になっても音が崩れることなく
綺麗に再生されます。
≪受け側(プリアンプ側)でシールドを落とした場合≫
低域の量感は良いのですが
あとは大きな変化は見られませんでした。
この音源でも≪送り出し側(フォノアンプ側)でシールドを落とした場合≫の方が良いと感じました。
Cheek to cheek トニーベネット&Lady GAGA
≪送り出し側(フォノアンプ側)でシールドを落とした場合≫
ヴォーカルのビブラートがとても綺麗です。
他に変化は感じませんでした。
≪受け側(プリアンプ側)でシールドを落とした場合≫
低域が豊かです。
ヴォーカルには芯があり、リアリティのあるヴォーカルです。
この音源では≪受け側(プリアンプ側)でシールドを落とした場合≫の方が良いと感じました。
次にはシールドにプラス9ボルトの電位をかけた方を試聴しま・・・次回に続きます。
≪お知らせ1≫
コンポーネントに最適化されたインシュレーターhbシリーズが発売になりました。
WEBサイトはこちら
カタログはこちら
≪お知らせ2≫
求人サイトでおなじみの『マイナビ』が運営する
『マイナビおすすめナビ』というコンテンツがあります。
これは『エキスパート』と呼ばれるその道のプロがお勧めできる商品を紹介するのですが、
私もオーディオ機器のご紹介をしていくことになりました。
『スピーカースタンドのおすすめ5選! 音響メーカーのCEOが選び方を解説』
ぜひご覧ください。
≪お知らせ3≫
Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売しました。
『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800
『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800
≪お知らせ4≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
8月
24日
10:00~12:00 ×
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
26日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
27日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ◎
◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。
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