『半導体アンプで真空管の音を出す事はできるのか?? vol.10』の続きです。
半導体アンプの電子雪崩現象での音質劣化を軽減させるため、
プリアンプで信号電圧を2倍にし、
スピーカー手前に1/2のアッテネーターを挿入する実験をしています。
2倍して1/2倍しますので、全体の利得は変わりませんが
この手法はカセットテープに搭載されていたドルビーノイズリダクションににていますので、
この方式を『偽ドルビー方式』と命名しました。
ところで、
本物のドルビーノイズリダクションシステムはテープヒスという
テープを再生するときに発生する高域のノイズを軽減する回路です。
テープに録音する際に、高域のレベルを少し高めに録音します。
再生時には高域のレベルを下げて再生すると
高域はフラットになり、テープヒスだけが減少します。
話は戻って、『偽ドルビー方式』ですが、
前回のアッテネーターの回路図です。
この回路が使用できるパワーアンプはインピーダンス4オーム以上の負荷(スピーカー)を
使用する能力のあるパワーアンプでなければなりません。
一般的なパワーアンプでしたらまず大丈夫です。
抵抗はセメント抵抗がおすすめです。
仮に、8オームのスピーカーに平均電力で2wの電力が供給されると仮定すると
スピーカーにかかる電圧Eは E^2=8x2=16 ∴E=4v
2オームに4vがかかりますので 発熱Pは P=E^2/R=4X4÷2=8w
8ワットの発熱量ですから最低でもその2倍の抵抗を使用します。
20ワットの抵抗を使用すれば問題ありません。
実験では50wの米DALE社の抵抗を使用しました。
いよいよ接続してみます・・・次回に続きます。
『オーディオ居酒屋』のお申込み締め切りです。
ご参加いただける方はお早めにお申込みください!
≪お知らせ1≫
8月のイベントは『オーディオ居酒屋』です!
テーマはカセットテープ。思い出のカセットを持ってご参加ください。
日時:2019年8月10日 18:00~
場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996 ムジカ試聴室(ログハウス)
会費:500円(お酒と軽食がでます)
お申込みは本日までです!
お問い合わせフォームへどうぞ。(お問い合わせ内容にオーディオ居酒屋申込とご記入ください)
≪お知らせ2≫
Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売します。
『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800
『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800
≪お知らせ3≫
お盆中の試聴室公開について
8月15日(木)~8月17日(土)10:00~12:00、13:00~16:00は試聴室公開が行われます。
上記の時間は担当者が交代で詰め、オーディオ機器の試聴とログハウス見学、アウトレット品や軍用時計の販売を行います。
名神高速・関ケ原ICから10分です。帰省の途中にお寄りいただければと思います。お待ちしています!
≪お知らせ4≫
50年前のシーメンスのフルレンジスピーカーが8月17日まで置いてあります。
価格は56000円(ペア・税込)です。ご興味のある方はぜひお越しください。
≪お知らせ5≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
8月
6日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 〇
15:00~17:00 ◎
7日
10:00~12:00 ◎
13:00~15:00 ◎
15:00~17:00 ×
◎すいています。ご連絡なしで試聴・見学OKです。
〇ご連絡なしで試聴・見学OKですが、念のためお出かけになる前にお電話でご連絡下さい。
×お電話(0584-51-6232)・お問い合わせフォームでお問い合わせください。
当社は土・日・祝日は休業ですが、試聴をご希望の方はお問い合わせフォームでご相談ください。