『ピンケーブルとシールドとアース vol.6』の続きです。
欠点だらけのピンケーブルですが、なんとか使いこないしてみようという試みです。
前回、方向性のないシールド付きケーブルを試聴しました。
3曲の異なるジャンルの曲でチェックしましたが
共通していたのが次の2点です。
(1)細かな音が浮かび上がる
(2)音に広がりがでる
これらが電気的にはどのような変化だったを考えてみます。、
一般的に考えれば、
(1)はSN比が向上している
(2)はチャンネルセパレーションが向上しているということになりますが
SN比はともかく、ケーブルのシールドを変更してチャンネルセパレーションが向上するとは思えません。
音の広がりに影響するもうひとつの要素は外来ノイズです。
サウンドステージの再現は、オーディオ再生における最も難しい要素。
サウンドステージは左右の僅かな音量の差と、位相差によって再現します。
これらは外来ノイズによって大きく変化します。
これは(1)のSN比にも通じるものです。
これらの事象から考えることができるのは
『ピンケーブルは、外来ノイズが飛び込みにくくする構造を考えることで
より高音質化することができる』のではないかということです。
外来ノイズが飛び込みにくくする方法は色々と考えられます。
例えば、シールド部分の編組率を上げる方法です。
シールドは電線を編んで作りますので
金属パイプとは違い、小さな隙間ができてしまいます。
この隙間部分の面積が10%あれば、編組率は90%ということになります。
編組率を上げるために、網目を細かくしたり、2重シールドにしたりしますが
かかるコストの割にはそれほどは改善されません。
そこでもう一つの方法として直流電圧を・・・次回に続きます。
3日間の試聴室公開にご来場いただきありがとうございました!
たくさんのお客様にじっくり聴いていただくことができました。
ほとんどのお客様が音源をお持ちになり
聴きなれた音源でサウンドチェックをされていました。
また、長期のお休みがあるときに行いたと思います!
≪お知らせ1≫
求人サイトでおなじみの『マイナビ』が運営する
『マイナビおすすめナビ』というコンテンツがあります。
これは『エキスパート』と呼ばれるその道のプロがお勧めできる商品を紹介するのですが、
私もオーディオ機器のご紹介をしていくことになりました。
『スピーカースタンドのおすすめ5選! 音響メーカーのCEOが選び方を解説』
ぜひご覧ください。
≪お知らせ2≫
Ibuki4シリーズの発売にあったって2種のセットを発売します。
『はじめてのアナログプレーヤーセット』¥44800
『はじめてのHigh Quality Audio Set』¥39800
≪お知らせ3≫
当社試聴室(ログハウス)のオーディオ試聴とログハウス見学の混雑状況です。
8月
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