過去に書いたテーマの再投稿版です。
今回は『低音がほしい!! 』です。
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ダイナミックな低音には誰もがあこがれます。
もちろん小口径のフルレンジスピーカーにも良さはありますが
やはり腹にズシンとくる低音を聴きたいと思うのは私だけでしょうか?
それならば、トーンコントロールで調整していると
オーディオの大先輩からは『グラフィックイコライザーやトーンコントロールは音が悪くなる。』とか・・・
プリアンプからトーンコントロールが消えたのは、もう20年も前のお話。
電子部品の進化は素晴らしいトーンコントロールをもたらしました。
当社のプリアンプ(Raicho 3 、pri64)ではトーンコントロールは標準装備。
ブラインドテストをしてもまったく判りません。
windows95しか使ったことがない人がパソコンなんて使いモノにならんというようなものでしょう。
最小の部品点数で簡単な低域増強フィルターを設計してみましょう。
条件は3つ。
(1)1kHz(中域)に対して50Hz(低域)が2倍になっている(+6dB)
(2)プリアンプとパワーアンプの間、または、CDとプリメインアンプの間に使用する
(3)部品が少なく簡単
回路図です。
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上記の条件で計算するとR1=15KΩ、R2=4.7KΩ、C=0.1μFとなります。
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口径10cm程度のスピーカーで試聴しました。
低域増強フィルターを接続すると口径が一回り大きくなったような感じです。
空気感がよく表現できます。かといってサブウーハーのように
いかにも低域がでます!という感じではありません。
この低域増強アダプターのよいところは自然な低域の増加です。
この回路ではコンデンサーCの値をを減らすことでより高い周波数までコントロールできるようになりますし、
抵抗R2を小さくすることで低音の増加量を増やすこともできます。
簡単に実験できるので試してみてください。
尚、低域増強アダプターはクラフト・クラブ・ムジカでも販売しています。
http://www.musika.jp/ccm/lf1.html
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キャンペーンに関するページを開設しました。
5月に終了するキャンペーンが3つあります。
(1)雷鳥3乗換キャンペーン
現在お使いの雷鳥/雷鳥2シリーズを新製品雷鳥3に乗換え。
期日:2017年5月31日まで
詳細はこちら
(2)真空管バッファ付にカスタマイズ
ST管を使用したバッファ回路を追加するカスタマイズを割引。
期日:2017年5月31日まで
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(3)ドイツ・クアドラル スピーカーテスト輸入
スピーカードイツ・クアドラル社ロジウム400のテスト輸入について。
期日:2017年5月20日まで
詳細はこちら
お知らせです。
ムジカスタイル 2017年 春号を印刷しました。
(ダウンロードはこちらから)
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