『マルチアンプとサブウーハー vol.7』の続きです。
前回はどうしてチャンネルデバイダーのフィルター特性は
伝統的に-18dB/octなのを考えてみました。
現在では新素材と新しい増幅素子によりパワーアンプのドライブ能力も格段に良くなり
もう-18dB/octは必要ない時代なのかもしれません。
-12dB/octや-6dB/octの特性はパッシブでも簡単にできますので
そのためチャンネルデバイダーが絶滅危惧機種になってしまったと考えられます。
しかし、チャンデバがないとマルチアンプの実験ができませんので・・・作ってしまいましょう!
-6dB/octのチャンデバなら数点の部品で作ることができます。
まずは、テストとして、カットオフ周波数1KHz、2WAY、-6dB/octのチャンデバを設計してみましょう。
回路図です。
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左側の二重丸が入力のピンジャックです。
プリアンプの出力に接続します。
ここから入った信号は2つに分かれます。
上側がハイパスフィルターです。
1KHzより高い周波数を通すのでハイパスフィルターといいます。
フィルターの後には出力のピンジャックがあります。
これはツイーター用のパワーアンプに接続してください。
下側がローパスフィルターです。
フィルターの後の出力のピンジャックには
ウーハー用のパワーアンプを接続してください。
とっても簡単です!
但しこの回路では高域と低域の音量調節ができませんので
アッテネーターがついているパワーアンプを使用することになります。
それでは1KHzではなく、他の周波数にするにはどうしたらよいのでしょう?
次回に続きます。
2018年夏の新製品カタログができました。
ダウンロードはこちらから
6月のイベントはモノラル・レコード・コンサートです。
1940年代~1960年代初頭のモノラルレコードで行うレコードコンサートです。
ジャンルはクラシック、JAZZ、ポップスとおなじみの曲をお届けしたいと思います。
日時:2018年6月3日(日) 14:00~16:00
場所:岐阜県大垣市上石津町一之瀬1996番地
ムジカコーポレーション 試聴室(ログハウス)
入場無料
ツインアームレコードプレーヤーセット発売記念キャンペーンのご案内
¥120000(税別)→キャンペーン価格¥100000(税別)(限定5セット)
(レコードプレーヤー rega社 P2、ツインアーム化キット、追加カートリッジ)
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追加カートリッジは次の3種からお選びいただきます。
(1)デンマーク ortofon社 M2 RED (ステレオカートリッジ・クラシックや女性ヴォーカルにおすすめ)
(2)米GRADO社 Prestige Blue2 (ステレオカートリッジ・JAZZやロックにおすすめ)
(3)米GRADO社 MC+Mono (モノラルカートリッジ)
スーパーツイーター Canarino 発売記念キャンペーンのご案内
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