家庭の事情で、私が仕事に出る日に夫にいっちゃんを預けられなくなり、仕事を辞めるべきか、ずっと悩んでいました。
私の仕事は、ある歌手に日本語を教える仕事です。
一週間にたった一回2時間のレッスンです。
毎日フルタイムで働いている子持ちの母とはちがって、趣味みたいなものかもしれません。
お給料だって、おむつ代にちょっとした休日の外食で消えてしまうぐらいのささやかなものです。
でも、やっぱり責任はあります。
その学習者がデビューする前から教えてきて、出産前に辞め、いっちゃんが1才過ぎたころにまた習いたいと言ってくれて始まった仕事です。
ちょっと引っ込み思案の彼女、そして彼女を取り巻く環境をよく知る私としては、少し落ち込みぎみの彼女をひとりにして、辞めるわけには行きません。
お金をもらわずにでも何とか励まし続けて行きたいと思うぐらいです。
私の所属する会社の社長に事情を話したら、だめでもともとで、子ども連れでならできると提案してみましょう、とのこと。
学習者が習いたいと言って始める語学レッスンです。
どんな事情であれ、先生の都合でレッスンできないとなると、学習者は「捨てられた」と感じるもの、と社長に言われました。
どんなに難しい条件でも、これならできますよ、という案を出して、それでもやりたいと言うか、それならあきらめると言うか、最後は学習者が選択できる形にしなければならない、と言われました。もっともだと思います。
出不精で、どちらかというとインドア派の彼女が子ども連れで、遠く私の家までレッスンに来るとは思えなかったのですが、
事務所も彼女も先生にできる限り協力させてもらいます、との返答が来ました
複数の先生が入れ代わり立ち代わりレッスンに入るケースだったら辞めることに戸惑いはありません。
でも、信頼してくれるゆえに私に習いたいと言ってくれた学習者だったからこそ、悩みもしたし、また、子連れレッスンも承諾してくれたんだと思います。
とりあえず、先日、いっちゃんをいつものレッスン場所へ連れて行きました。
幸い、彼女の若い女性マネージャーさんが子ども好きで、2時間のうち1時間ほどいっちゃんの相手をして遊んでくれました
不思議だったのは、そのマネージャーさんと会って5分ほど話して、マネージャーさんが外に出て行こうとした瞬間、いっちゃんは私に担がれてきたおんぶ紐を手に追いかけて行ったことでした
「お母さんはなんか忙しそう。この人なら遊んでくれそうだ~!」とでも、とっさに判断したんでしょうか?
マネージャーさんは細い体に慣れない抱っこで、1時間後に汗だくで戻ってきました
実際、個人氏名でレッスンを続ける学習者の中には、その先生が出産した場合、子どもといっしょにレッスンを続ける人もけっこういるそうです。(ちなみにこれは英会話のケースですが。)
人のご縁というのはありがたいものですね。
自分の頭の中で考えてるだけではわからない未来があるものですね。
ささやかな子持ち主婦の仕事ですが、こうして道が拓けました。
本人はもちろん、了承してくださった事務所の方やマネージャーさん、うちの社長、何人もの方々のおかげです。
いっちゃんの機嫌を保ちながらのレッスン、これからが大変ですが、ひとまず、めでたし、めでたし、です
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いっちゃんにうさぎちゃんたちのお世話にお仕事と、大変だと思いますが、3うさの母さんならきっと道が開けると思います。応援しています(^-^)
当面、手芸はお休みにして、子どもとうさぎと生徒を大事にやっていきます。
そういう道もあったのですね。
家庭のこともも仕事もゆったりとなさって下さい。
手芸はいつかきっとできる日が来ますから・・・
いっちゃんも1才半になり、物事がわかりはじめています。母と離れる時間もいいかと思いましたが、
母にしかわからない細かな子の状態というのがあるので、
まだ1才半では離れるべきではないと思う出来事もあったので、この形がよいのだと思います。
祖母などには私の手芸好きを見て、「ばあちゃんぐらいの年になったときが楽しみやろうね。」と言われました。
うちの祖母も現役主婦ですが、ウッシーさんも現役主婦&母役ですから、ゆったりと趣味に没頭もできませんね。
でも、忙しいからこそ合間にする趣味がキラキラしたものになるのかもしれません。
それが若さの秘訣かもしれません。(他人事だから勝手に言ってるのかもしれませんが。。。)
実家では時々いっちゃんはばあちゃん(曾ばあちゃんですが)に二人で外で遊んでもらってました。
ご近所のおばあちゃんたちは車を押して歩いていらしたりですが、うちのばあちゃんは体力も筋力もあるので悠々といっちゃんを抱っこします。
「ふつう、80半ばのばあちゃんに子どもは任せられないよなあ。。。」と改めて思いました。