子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

天国のナナちゃんの誕生日

2008年05月07日 | うさぎ

ナナちゃん、生きてたら4才の誕生日だったね。
切り花が枯れて行くのを見るのはつらいから、ピンクのきれいな鉢植えのあじさいを買ったよ。
女の子らしいナナちゃんにぴったりのお花。

本当は誕生日までに作りたかったんだけど、時間がなくてナナちゃんみたいな小さなうさぎのぬいぐるみ、今作ってるよ。
今月中には仕上げたいな。

一周忌は2か月先だけど、ナナちゃんを亡くしてから、何かわかるかなと思ってきたけど、何も結論や教訓なんかは出てこないね。
ただ、ナナちゃんをいとおしく思うだけだね。
毎日おやすみを言って寝るけど、何かわかったわけでもないね。
でも、それでいいんだよね。

身近な存在を亡くすと、存在の大きさは変わらないけど、あのふさふさのナナちゃんの毛をなでることはできないね。
いつも大事に思っているけど、それを生きた体に伝えることはできないね。
ふと、時間を巻き戻せるような気になることもあるけど、それは絶対にできないね。
何か納得できるような答えをいつも探すけど、答えなんかないね。
あるとしたら、「命はとてつもなく大事。とてつもなく大きい。」そう思うだけ。

でも、命日じゃなくて誕生日だから、おめでたいことも考えたんだよ。
ナナちゃんが生まれた日のこと。
ナナちゃんと出会ったのは、もうおとなになった半年ぐらいのころ。
赤ちゃん時代のナナちゃんは見たことがないんだよね。
でも、ナナちゃんや兄弟たちがもぞもぞ、目も開かないちっちゃい姿でお母さんのおっぱいを探っている様子が目に浮かんできたよ。
私も母になったから、うさぎのお母さんの気持ちも少しはわかるような気がするよ。
お母さんはとってもがんばって産んで、たっぷりの愛情でペロペロなめたり、どこか違う方へ行こうとしてるのをくわえて戻したり、おっぱいあげたり、一生懸命ナナちゃんを育てたんだよね。
ナナちゃんも力をふりしぼって生まれてきたんだよね。
そうやってナナちゃんを産んでくれたお母さん、ありがとう。
がんばって生まれてきてくれたナナちゃん、ありがとう。
そうやって大きな愛情に包まれてナナちゃんが生まれてきたんだと思ったら、なぜか少しほっとした。
そうやって生を受けて生まれてきてくれたナナちゃんに出会えたこと、本当にしあわせだった。
命の重さ、命の素晴らしさを教えてくれて、本当にありがとう。

ナナちゃんを抱っこできない悲しい現実もある。
でも、ナナちゃんのくれたぬくもり、ナナちゃんと交わした愛情のあたたかさはずっと消えないよ。
これからもいろんな命の尊さを胸に、生きて行くね。
ナナちゃん、ありがとう。


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2 コメント

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Unknown (ウッシー)
2008-05-12 19:47:26
あたたかな記事ありがとうございました。
こういうブログが読みたくてまいりました。
よかったです。
出会えました。
いつも変わらないあたたかさを、本当にありがとうございました。
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Unknown (3うさの母)
2008-05-13 14:37:18
自分の感情をストレートに書くのはよくないなあと思いつつ、書いてしまっています・・・。

私の家族を思い出してくださってるとのこと、ありがとうございます。
祖母は母より元気で、今は畑のシーズンも始まって、はや顔を黒くしてがんばっているようです。
いつも「野菜の顔を見てくる」と言って畑へ行きます。
好きなものは日々の様子の変化も敏感にわかるようですね。
だから、その道で上手と言われるようです。

母も、祖母の助け(家事全般!)によって定年後の仕事にも出かけられるようです。
もう少し祖母の手伝いをしてほしいと私は思いますが、まあ、定年後もがんばるというのも大変なことなので、それはそれで偉いと思っています。

私もいつもウッシーさんの記事で心を潤しております。
野草も加わってさらに心地よく拝見しています。
受け身、ですが、私の関心も増えて感謝しています。
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