子どもとうさぎとねこと音楽のある風景

息子いっちゃん(2006年3月生)と3匹のうさぎと3匹のねこのいる歌と琴が好きな主婦の記録

「2021年版 夏井いつきの365日季語手帳」 投稿 秋の色

2021年09月13日 | みじかうた
「 植物のささやく宵ぞ秋の色 」

秋の色という季語を使おうと考えていて、私にとって秋の色とは、紅葉の色でもないと感じる。

独特の空の雰囲気。
暮れた後に漂う空気。

冬には生き物の気配がなく、音もない。
無音。

本当に音がないと、静かとは感じない。
無機質。

何かが息づいているのに、潜んでいるのに、静まっているのが私には静かな感じがする。

虫の声がしている秋は、何の声もしない冬より静か。

枯れていない、生きている植物がささやいている静かな宵。

どんどん夜は更けて濃くなる。

生き物がたくさん呼吸する静かな生きた風景。











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