花の命は短し襷に長し

綺麗だから単純にお花が好きなのだが、部屋に飾っておくと、ちゃんと水吸い上げてるかしら、日差しが強すぎないかしら、煙草の煙が煙くないかしら、などなど気になって仕方がないので精神衛生上よろしくない。バランスよく美しく生けられているお花は目を楽しませてくれるものだが、茎があらぬ方向に強引に捻じ曲げられたりワイヤーでぐるぐる巻きに固定されたりしていることも多い。華の道を学んだことがないのでその辺のトコが疑問なのだが、きっと『花を活ける』のと『花を活かす』のは別ものなのだろうな。美や芸術の裏側には、想像もつかないような壮絶な製作過程があるのが常なのだ。なにやら難しいこと言ってるふりして、ただ一つだけ出遅れているこの蕾がちゃんと咲いてくれるのかどうか気になって一日中そわそわしてしまっているだけのマスターなのでした。
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