職人魂

気に入ったデザインのベルトって、大抵ぶかぶかだ。革を切って長さ調節できるタイプのものならいいが、そうでない場合は自分の丁度いい位置に無理矢理キリで穴を開けて使うしかない。昨日の仕事でもそういう『無理矢理ベルト』を着用していたところ、ドラムの花井氏が道具を引っぱり出してきてリフォームしてくれた。本来左右対称になるはずの花柄や鋲の位置がズレちゃってるのと、ベルトの余り部分がべろーんと長過ぎるのが『見ててどうにも落ち着かない』とのことで、花井氏の職人魂をくすぐったようだ。道具箱にみっちり詰められた革専用工具やビスなどの各種パーツを凝視しつつ、わしのハートの鳩はぽっぽぽっぽ鳴き狂う。ハァハァ大興奮のわしの横で、黙々と作業する職人、花井氏。あっという間にわし専用サイズのベルトの出来上がり。店内が薄暗いため画像がアレですが、花柄と鋲が本来の正しい位置にきて小躍りするマスターなのでした。花井氏激しくありがとでした。
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