寛解導入 Day 15

Day11~14まで4日間の小休止を挟んだ後、本日Day15はちょいと節目的な抗がん剤投入日です。

本日のカクテル
▼オンコビン《ビンクリスチン硫酸塩系抗がん剤》(注射)
▼ロイナーゼ《アスパラキナーゼ抗がん剤》(4H点滴)
↑↑↑↑↑
この薬剤をこのタイミングで投入するのが、慶大オリジナルメニューらしい

+【腰椎穿刺】腰椎に針刺して脳脊髄液を採って検査するよ 痛いよ

+【髄注】針刺したついでに抗がん剤を直接注入しちゃうよ 痛いよ
▽デカドロン(抗炎症)
▽メソトレキセート(がん細胞の増殖を抑制)
▽キロサイド(代謝拮抗)(DNA合成を阻害)

○シャワー
○採血
○Dr.H本・Dr.N山回診
○ベッドサイドリハビリ10分:『今日もやるんすか!?』『やりますよ』抗がん剤をぶら下げたまま、シッ、シッ、と黙々とスクワットする日がやってこようとは。先生容赦なし。ドS。
○患者を誉めて伸ばす主義の人なのか、Dr.H本はいつも何かしら誉めどころを探して誉めてくれる。今日は『マスターさんは胸とお腹の出し具合が素晴らしいので、いつも診察がしやすいです』だった。わしの誉めどころがついに尽きたらしい。
○いよいよ白血球ほぼゼロ時代に突入した。具体的な細胞の数で言うと、なんとたったの12個。今、わしの体の中には、たった12個しか白血球が存在していないのだそうだ。通常5千人体制で警備すべきビルを、たった12人で守っている状況。無茶過ぎる。侵入し放題ではないか。
○ということで、必ず発熱することになるし、感染症により一層注意してくださいね!と脅され、ちょっとガクブル。ここで何かしら微々たる細菌にでも感染してしまえばモトもコもなくなるのだ。勝負時。
○がん細胞を殺してくれるけど、身体に必要な他の細胞も機能も同時に殺しちゃう、お薬ってそういうこと、とあらためて実感。
○処置室混雑につき、腰椎穿刺と髄注は部屋のマイベッド上で行われた。カーテンで囲まれてはいても会話も音声も丸聞こえなので、他のベッドの人達の方が妄想させられてガクブルだったろうなぁ。わざと『いってぇぇ』『うぎょあ』『下手くそぉぉ』『そこじゃないぃぃ』などと叫びまくって盛り上げればよかったのだが、残念ながらそんな余裕はなかった。地味にグッ、とかヌッ、とか口から漏れてた。その方がリアルで怖かったかも。

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=0.3(正常値3.5-8.5)
BLASTCELL(芽球細胞)=0%(正常値0%)
シラタマン(ガードマン)=12人 ←NEW!!

36.9℃/40.1kg
コメント ( 0 ) | Trackback ( )