寛解導入 Day 19

本日のカクテル
▼ロイナーゼ《アスパラキナーゼ抗がん剤》(4H点滴)
↑イケメン医師が注入処理したので一味違う気がする

◯シャワー
◯口腔内細胞3箇所採取培養
◯検便
◯採血
◯Dr.イケメン・Dr.N山回診
◯ベッドサイドリハビリ10分
◯抗生物質点滴×3
◯ノイアート静注(血栓予防?)点滴×1
◯洗濯
◯忙しい毎日を縫ってせっせとお世話に通ってくれている、姉上と家人。入院以来、そういえば毎日少なくても必ずどちらか片方が短時間でも居てくれていたのだが、本日初めて両者不在。『大丈夫かなぁ』『よりによって二人とも来れないなんてねぇ』『そんな日に限ってなんかあったりして』『急に寂しくて泣いちゃうんじゃないの』などと、二人とも猛烈に不安がっていた。いやいやいや。子供じゃないんだから。大丈夫です。たまには二人ともゆっくり休んでください。お願いだから、わしより先に参っちゃわないでね、と切実に思う。看病疲れっていうか、きっと本人より周りの方がやるせないんだろうからなぁ、こういう状況。ごめん。
◯などとしんみりしていたところに、まさかのヌシ登場。退院後初の外来診察ついでに、会いに寄ってくれたのだ。よお元気かよー、ちゃんとメシ喰ってるかー、と、笑顔とオロナミンCを届けてくれたヌシ。ロビーでえらいこと長話してしまった。楽しかった。ありがとん。
◯食事って目でするものだったのだなぁ、とつくづく驚かされている。味覚はまだ変わってないのに、きざみ食になってから、自分が今一体何を食べているのか、脳が混乱するようになってしまったのだ。例えば、大根と人参とがんもが1つのお皿に盛り合わせてあれば、それが5mm角に刻み尽くされていても原型の盛り付け図が容易に脳内補完できるので『あ、炊き合わせだ』と認識できた。が、出汁と砂糖と醤油で甘辛く炊かれたじゃがいもオンリーの5mm角の煮物は、舌触りは明らかにじゃがいものソレなのに、最後まで『じゃがいも…?里芋…?いや意表を突いて大根なのか…?』と、自信が持てなかった。(下膳ワゴンに残された他の人のお皿を見に行って答え合わせした)。んで今朝は5mm角に刻まれた白いブツを頬張りながら『これは…普通の蒲鉾ではないな…この独特の香ばしさは…笹蒲鉾だっ』←正解。しかし一品だけ『キャベツと人参と鶏のささみと…あとなんだこの味?』『酸っぱい和え物のような茹でてあるような…未体験な味付けだ…』と最後までどうしても分からなかった品があったのだが、正解は『野菜ソテー』で、うそーんまさかの炒めものーん。恐るべし5mm角の罠よ。そんな具合で食べてる間ずーっとなぞなぞの答えを考えている状態で消化にたいへん悪いので、毎食前に廊下に貼り出されているメニュー表を確認して、刻まれる前の正しい盛り付け図を想像してから食べ始めよう、と固く心に誓ったのだった。
◯それにしても食後の吐き気が増してきたので、吐き気止めの点滴を初リクエスト×1本してみた(2本/日までOKとのこと) ←認めたらなんか負けと思って我慢してた ←ちゃんと言って下さいって怒られた
◯夕方からいきなりごっそり脱毛祭りキター
シャワー中エンドレス抜け毛で収拾つかずパニック。排水口あふれちゃうー、次の人来ちゃうー、流しても流しても毛まみれー、うひー助けてー、で悲しむ余裕まるでなし。
◯そして慌て過ぎたおかげで抜け毛が頭頂で見事に団子状に固まって取れなくなってしまい、とんでもヘアに。もったいないので同室の皆にも見てひとしきり笑ってもらった後、もう根元からちょっきんなと切り離すしかないので『断髪式だー』とハサミを持って盛り上がっていたところに医師が来てしまい、万が一頭皮を傷つけたら大変だからやーめーてーと慌てて止められてしまった。そりゃそうだな。
◯ということで、明日またお喋り好きの院内床屋に出向き、団子撤去&五分刈り的なイカした髪型にしてもらってこようと思う。

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=0.3(正常値3.5-8.5)
BLASTCELL(芽球細胞)=0%(正常値0%)
シラタマン(ガードマン)=12人 ←復員!!
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