移植後 Day28

◯移植後Day28。ちょうどぴったり四週間。移植してたった四週間で無菌室から出られる状態までめきめきと回復しちゃうなんて、マニュアル的には最短コースであり、若者ならいざ知らずわしの年齢的には結構すごいことだったりするらしい。それもこれもみな、ドニャーさんが贈ってくれた働き者の優秀な血液工場チームと、KOの治療チームの(血液内科以外の各科やリハビリ部、食事を運んでくれたりお掃除してくれたりするスタッフさんも含めて)皆さんと、こうして見守ってくれている家族と画面の向こうの皆さんのおかげなのだ。わしひとりで解決したものなどひとつもない。本当に全てが皆さんのおかげ。心の底から感謝しつつ、引越荷物を載せたワゴンと点滴架台をよろよろガラガラ押しつつ、無菌室の二重扉を出た朝だった。
◯いやん真面目に書いちゃったバカん
◯バイタルチェック・腹囲チェック・採血
◯骨粗鬆症予防薬アクトネル内服
◯各種培養検査物(尿・便×2)提出
◯こん畜尿終了
◯レントゲン:今までは例の動物柄のポータブルレントゲン機が病室まで来てくれていたのだが、今日からまた1階のレントゲン室まで足を運ぶのねー。しかも担当の看護師さんもわしもなんだかバタバタしていて『はい行ってらっしゃい』『ほい行ってきます』と昔通りに軽くやりとりしてしまい、うっかり付き添いなし単独歩行で行き来してしまった。転ぶことも途中で力尽きることもなく無事帰って来られたからよかったけど、危ない危ない。習慣って恐ろしい。
◯一般床のシャワールームがすでに予約で一杯だったため、無菌室C区域の共同シャワールームにお風呂を借りに行く。あらお帰り早かったのね、などと無菌担当の看護師さん達に茶化されたり。
◯一般床の方の看護師さん達は看護師さん達で『あっマスターさんがパジャマ着てる~お帰りなさい』『あー無菌室寒いからさすがにアロハじゃなかったのか~お帰りなさい』などと、まずソコなのかよという歓迎の挨拶をしてくれたり。
◯2ヶ月ぶりに出てきたらさすがに患者さんがごっそり入れ替わっており、知った顔はほんの数人に減っていた。軽い浦島太郎状態。
◯血小板輸血
◯移植後四週間という区切り目につき、マルク(骨髄穿刺)&組織採取
◯リハビリ@ベッドサイド
◯プレドニゾロン(ステロイド剤)を点滴から内服にチェンジ:夜4錠
◯夜利尿剤→1Hおきのおしっこ祭りでさあ大変
◯無菌室から出てきて最初の晩にさっそく、無菌室の排泄環境のありがたみを思い知らされることになる。ベッドを降りたら一歩で便器ですもの、弱った身体には最強だったのだ。クリーンルームと共同トイレの往復作業では、まずベッドを降りて→点滴ポンプの電源ケーブルを引っこ抜いて→ベッド回りのカーテンを開けて→入口のビニールカーテンをめりめりめくって→入口のドアをスライドして→廊下を歩いてトイレに向かい→棚から計尿カップを1つ取って→個室のドアを開けて閉めて→便座を消毒して→じょんじょろ計って捨てて→水を流して→専用洗い場で計尿カップをすすいで→要洗浄コーナーに置いて→洗面台で手洗いして→廊下を歩いて部屋に戻って→入口ドアスライド→ビニールカーテンめりめり→ベッド回りのカーテンを閉めて→電源ケーブルを再接続して→ベッドに腰を下ろしてほひぃ、と。移動距離もさることながら、手間数がまぁ異様に多いのだ。移動中ずっとwith点滴架台だし。なにげなくもの凄い運動量だった模様で、一晩で1.5kgも痩せた。朝方にはへろへろで泣きそうだったけれど、いいリハビリになったのでよしとぬるふふふ。

朝食:パン入りコーンポタージュカップ1個
昼食:100%オレンジジュース1本
夕食:カップヌードルミニカップ1個

朝 43.6kg
夕 44.5kg

《本日のしらたま》
WBC(白血球数)=4.2(正常値3.5-8.5)
HGB(血色素量)=9.1(正常値11.5-15)
PLT(血小板数)=23(正常値150-350)
シラタマン(ガードマン)=168人
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