てんこてんじぇーぴー

猫も杓子もインターネット。老舗煎餅店のおかきの袋にまで、当たり前のようにURLが印刷されている。TVにはいつの間にやらヤフオクのCMなんぞが流れているし、すごい時代になったものだ。日常生活の中のありとあらゆるモノにURLが刻まれていても誰も特に違和感を感じない、という日が来るのもそう遠くないのかもしれない。いや、実はもうとっくにそういう時代なのではないか。慌てて米びつの蓋を開け、お米のひと粒ひと粒に『コシヒカリ・ドットコム』とか書かれていないか確認してみたマスターなのでした。
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部位

『弁慶の泣き所』は、弁慶ほどの豪傑でも痛くて泣いちゃう急所ですよ、という意味だ。同じように『アキレス腱』は、ギリシャ神話の英雄アキレスの急所に由来する部位だ。この流れでいけば、アイーンのポーズをする際ちょうど手でかばう位置にあたる喉仏は、『志村けん』と呼ばれるべきではないのか、と考えるマスターなのでした。
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江戸の華

東京のアパート暮らしにありがちなように、わしもご近所さんとはほとんど交流がない。同じ屋根の下に住んでいる他の住人の、顔も名前も知らなかったりする。消防車やパトカーが近くに止まるといそいそベランダに出て様子を伺ったりするのだが、周りの部屋から同じように首が覗いてるのを見つけて、あ、あそこ空き部屋じゃなかったんだ、とか、あの人はいつも顔出してるな、などと確認したりする。名前は知らないけど、付き合いもないけど、なんとなく野次馬仲間。わしが何か事件を起こしてご近所に聞き込みがいった場合、ああ、あそこの奥さんなら火事の時よく顔見かけましたよ、とか言われちゃうんだろうな。などとベランダからこっそり消防車を覗き見ながら思うマスターなのでした。


・・・という話を本まか用に書こうとしていたら、
『自分で放火してブログのネタにしていた女性逮捕』
のニュースで世間は大騒ぎ。
あいかわらず間の悪いわしです。でもわしはやってない。
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香ばしい

季節が変わって久しぶりにエアコンをつけた時って、ちょっと変な匂いがしたりする。わしの部屋の今年初の除湿運転時には、ハムスター小屋の匂いがした。おがくずと固形ペレットとおしっこが入り混じったような、そんな匂い。最近では、プラスチックが溶けたような匂いも若干混じってきている。回し車を激しく回し過ぎて、回転軸部分が磨耗した時のあの匂いだ。実は小さくて回る人が中に住みついていて、カタカタ必死にモーターを回してくれているのかもしれない。なんにしても懐かしい匂いなので、臭いんだけどちょっと嬉しい。これがスズムシ小屋の匂いに変わった途端に好感度急激ダウンなので、そしたらエアコンクリーナーの出番だな、などと決めているマスターなのでした。
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シボレー

居酒屋で生グレープフルーツサワーを頼むと出てくる、この果汁搾りマシーン。いやマシーンじゃないか。とにかく、この搾り器が好きだ。これを使いたいがためだけにサワーを頼んだりする。握力も腕力も足りず最後まできっちり搾り取れたためしがないのだが、それでも好きなのだ。ぷるぷる震える腕でふんふん鼻息を荒げて格闘していると、見かねた同席者が大抵『ほれ、貸してみ』とやってくれてしまう。悔しい。嬉しいけど、それはちょっと悔しいのだ。グレープフルーツ果汁を一適残さず搾り取れる、そんなかっこいい人間でありたい。棘下筋から肩甲下筋を回転させ上腕二等筋よりやや三頭筋に強い緊張を感じつつ腕橈骨筋を鋭くえぐりこむ様にして搾るべし!搾るべし!プロ搾リストへのあくなき戦いは続くマスターなのでした。
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