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刑事(デカ)が一匹・・・


この作品は、雑誌掲載時より、気になっていた(既刊作品)。
スゴいのは、ストーリー展開と内容。
警察組織を舞台にしたリアルなドラマは、
日本国内に限らず、取材が必要。
どうやって、資料集めしたのか?
そして、綿密な取材だけでなく、高い表現力もある。
(実力のある方だったのだと、改めて感じさせらました。)

作者の「きたがわ翔」は、青年コミック誌で、
短編を掲載していたときからナイーブな印象を
受けるきれいな画(絵)・・・線を描く作家だと感じていた。
しかし、この作品ではナイーブだと思われていた線が、
鋭さを感じさせ、詳細な設定が、バランスよく展開され、
骨太でシリアスなドラマが展開される。
ドラマ化された「ホットマン」などとは違った意味で、
深みを感じさせる。
かなりの傑作です。

(関連する記事↓:マンガ、アニメに関する記事)
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/3f874f9c5eec6cd45ee89d675cc2ba78
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/537a5afb4408f76ea419f5fd8d45a794
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/2663d1e63b03d2eb60e7f4ad3015d39b

追記:
数ヶ月前、よくお邪魔している“女王”さまのブログに、
警察組織内の裏金作りを拒んだため、閑職に追いやられた、
ある警察官のドキュメンタリーの記事がありました。
(残念ながら、そのドキュメンタリーは見そびれてしまった。)
この「刑事(デカ)が一匹・・・」はフィクションですが、
「警察組織内での裏金が、どう使われているのか?」の描写があり、
物語とは言え、正直、考えさせられてしまいました。






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